2010年9月10日金曜日

まだまだ続くドライバーMの話

だんだんうんざりしてきました、この話。


前回のあらすじ:


金策を夫に断られた後、内緒で借金させてと私に頼んできたドライバーM。
私がのらりくらりと返事をしないでいると、前の雇い主のマダムに頼んだ
模様で、何故か私がマダムに呼び出され「私も援助してあげるんだから
あんたもちょっとは出しなさい(超意訳)」と迫られる。


*************
という訳で、昨日は何か腑に落ちない気分でもやもやしながら午後を過ごし
夫が帰ってきたら早速、着替えの前に事の顛末を説明しました。


呼び出されたなんて!僕たちがまるでドライバーを虐げている人間
みたいじゃないか!!あいつら(前の雇い主夫婦)があげていた
給料よりも50%もアップしてあげたのに!


と、夫は憤慨しまくり。私も呼び出されたときに給料アップの事を
言えば良かったとそのときになって悔しくなりました。考えてみれば
(考えてみなくても?)変な話じゃないですか。私がどうして前の雇用主に
呼び出されて、援助を要請されなきゃいけないんでしょ。


もうこうなると、ドライバーMの妹の授業料だろうがM自身の
フランス語学校の費用だろうがどうでもよくなってきて、話の焦点は
私たちの基本姿勢の正当性になってきたのです。このまま第三者に
「あの家はドライバーの扱いが酷い」とか思われたくないじゃないですか。


ということで、(別の用事もあったので)夫が呼びつけマダムに電話をかけ
1.私たちはドライバーから「妹の授業料」と聞いていた事
2.基本給ですでに50%も給料を上げた事
などを説明していました。その他、授業料は半年分一括じゃなくても
払えるとか、あなたたちに口を挟む権利は
ないとか、言ったかどうかは知りませんが、呼びつけマダムも
「何で本当の事を直接あなたたちに言わなかったのかしらね〜」
不思議がっていたそうです。ま、取り合えず我が家の沽券は守れた、と
夫は満足して気を鎮めていました。


あれ?お金を貸すとか貸さないとかいう話は結局うやむや?
ま...いいのかな?呼びつけマダムが援助するのかな?あれれれ?


と、やや消化不良なまま一日は終わってしまいました。


そして今日、久々に(?)穏やかに一日は流れ、午後の遅い時間に
突如(初めて)ドライバーMから私の携帯にSMSが届きました。
ウチとタウンを往復して少なくても30分は2人で車に乗ってたのに。


「マダム。あのお願いした件についてなんですけど、
考えてもらえましたか?どうか援助をお願いします。
月ごとに返します」


ああ。やっぱりこの話まだ続いていたのね。そして矛先はまだ私なの?
ドライバーMは私たちが「妹の授業料」じゃないってことを知っている事を
知らないのかな?知ってるのかな?呼びつけマダムの援助は?


そもそもドライバーMがこんなすぐにバレる必要のない嘘を付くから
話がややこしくなってるんだから、このまま本当の事を自分の口から
言わないうちは私に返事をする義務なんてないわ〜、とそのままSMSを
夫の携帯電話に転送。


あなたの雇用者からです


と一言添えて。少なくてもドライバーMは夫に自分の口から正直に
言わないと、信頼関係が崩れたら働きづらくなると思うんだけどなー。
まだセーフなのかわかりませんが。




幸い、夕方は渋滞が酷いので2人で話す時間がたくさんあることでしょう。




次回あたり最終回を迎えたい気分です。






注意:ケニアの公立小学校は授業料無料です。



0 件のコメント:

コメントを投稿