2011年3月31日木曜日

一時帰国を見送ることにします

ケニアで健やかに成長中

5月半ばにめめちゃんと日本に帰って、美味しいもの食べて、いろいろ買物して、友達に会って、家族とのんびりすごして、十分に充電してまたケニア生活に臨もうと思っていました。



原発のことが心配で、一人ならハラハラしながらも帰ったと思うのですが、めめちゃんをみすみす危険にさらすわけにはいかないと言うことで、断腸の思いで今回の帰国を諦めることにしました。特にめめちゃんは甲状腺のホルモン数値が安定していないことから、まだ甲状腺の機能が確立していないと担当医に言われているので、人一倍気をつけてあげなくてはいけません。

代替案はいろいろありました。

東京以外の都市(候補は京都、札幌など)に滞在して両親に会いに来てもらう。→めめちゃんと私が却って疲れるのではないかということで却下。

沖縄(石垣島)のClubMedに集合
→5泊で大人3人子供1人で50万円(飛行機大除く)!で断念。

母にフランスに来てもらう
→4泊の強行軍のため、母の疲労が心配で見送り。

次の帰国は10月の予定ですが、もしそれより前に原発の冷却システムが復旧して水が漏れ出さない状況になったらすぐに帰国できる用意をしておくことになりました。ま、今回帰る予定だったのはナイロビーフランス(10日滞在)ー東京という遠回りのコースだったので(しかもフランスー東京はめめちゃんと2人きり)大変だろうなあとビクビクしていたので、これをキャンセルすれば次は最短の中東経由で帰ることが出来ます。

でも「東京の放射能が赤ちゃんに危険過ぎ(?)て両親に会うことが出来ない」という一昔前のSF小説みたいな展開の精神的打撃の大きさにメソメソしていたら夫に「津波で家をなくした人もいるんだし、家族を亡くした人もいるんだから。」と叱咤されました。そうですよね。そうですよね。頑張ります。頑張りましょう。

私が妊娠中にケニアに引っ越す時、日本の友人知人は口を揃えて「ケニアは危ないんじゃないか」とか「ケニアで子育てなんて大丈夫?」とか「まともに日用品もないんじゃないの?」とか言って心配してくれたものですが、日本がまさにそんな状況なので、ケニアの危険度は全然変化ないのに相対的に何だかケニアの方が安全な気がしてきてしまいました。最近の私の決まり文句「何かあったらケニアに避難しておいで!」、数週間前ならただのセンスの悪い冗談だったのに。複雑な気持ちです。

2011年3月21日月曜日

めめちゃん虐待疑惑(その2)

大雨期に入って、曇りや雨の日が多くなり、気温もすこし下がりましたが
日本やヨーロッパに比べればまだまだ過ごしやすいナイロビです。

日本では生後3ヶ月くらいからは薄着で過ごすこと、体温調節が
できるようになるとか、風邪を引きにくくなるとか、動きやすいので
運動能力が発達しやすくなるとか言われますよね。ケニアでは違うの?
と疑うくらいケニアの赤ちゃんは厚着です。新生児のときは毛布で
グルグルに巻かれて本体(赤ちゃん)が見えないくらい。二週間検診で
めめちゃんだけやたらと軽装で周りのケニア人に驚かれたのを思い出します。
それは3ヶ月経っても一緒。雨期とはいえ、日中は25度前後になる
ナイロビでアクリル毛糸のセーターや帽子で外出する赤ちゃん、よく見ます。

私は日本人なので、赤ちゃんはとにかく薄着で、と言うのをモットーに
しています。日中のめめちゃんは半袖が基本。コットンのブルマや
ズボンをはくことはあっても靴下を履くことはほとんどありません。
外出も抱っこで密着するのでそんなに厚着じゃなくても平気だろうと
思って、カーデガンなども着せずに携帯するだけです。
(夜と昼で寒暖の差が結構あるので夜は半袖ロンパースの上に
カバーオールを着させてます)
ところが、このめめちゃんの昼間のいでたちはナニーさんにすると
虐待やネグレクトレベルの格好のようで、彼女はいつもバスタオルや
アフガンでめめちゃんを包んで抱っこしています。すると私は、どうせ
アフガンで包むんだからやっぱり半袖裸足でいいか〜、と思ってしまい
ナニーさんにすれば「いつまでも続く虐待」状態。

一生ナイロビにいるならそれでもいいんですけど、厚着のせいで
毛穴が塞がっちゃって極端な寒がり(ケニア人にいますよね!)になって
ヨーロッパに住んだ時に冬に必ず風邪を引く、とか何を着ても寒がる
という子になったら困りますから。

2011年3月20日日曜日

めめちゃん虐待疑惑(その1)

各方面で私がめめちゃんを虐待している疑惑(?)をもたれているようなので、二回にわたってその誤解を解こうと思います。

めめちゃんはいわゆるハーフとかダブルとか言われる子です。私もめめちゃんを産むまでずっと疑問でした↓

ハーフの子の蒙古斑ってどうなるの??

結論から言うと、日本人よりは小さくて薄い蒙古斑がちゃんとあります。

寝返りができるようになって一気に視野が広がっためめちゃん。でも今まで見えなかったものが見えるようになったのはめめちゃんだけではありません。お風呂に入れようとしてベッドの上に裸で寝かせておいたら、寝返りを打って腹這いになっていためめちゃんを見た夫がぎょっとして

「めめちゃん、お尻が青い!!!」

と叫ぶじゃないですか。4ヶ月半になる今まで気がつかなかったの?という感じですが...。「日本人とか中国人とかモンゴロイドの赤ちゃんにはみんなあるんだよ」と説明したのに何だか納得いかない様子。

「....お尻ペンペンしてる?」

とあらぬ疑いをかけられたので、わざわざウィキペディアの「蒙古斑」のフランス語ページを見せました。今まで、蒙古斑というものを知らなかったらしくて、それはそれは感心して読んでいました。しまいには自分の母親に「めめちゃんはお尻が青い」とメールまで送っていました。

次回は、ナニーさんから疑われている虐待疑惑について書こうと思います。

2011年3月19日土曜日

めめちゃんの寝返り

ちょうど一週間前、ナニーさんが
「今日めめちゃんが寝返りしました。二回」
と教えてくれました。私は買物に行っていて見逃しましたが
それ以来、一向に寝返りをする気配がありませんでした。
でも、ソファーに寝かせていると背もたれの方に向かって傾斜があって
転がるのか時々腹這いになりきれない状態でつっかかってじたばた
していました。もしかして、寝返りをしかけてスペースが足りなかったのかも
と思って、今日めめちゃんをソファーの端の方に寝かせてみると
十分にスペースがあるのでコロンと寝返りができました。
しばらくその格好で休んでから、思い出したように下の腕を抜いて
(抜けないときもある)顔を上げてきょろきょろ周りを見回します。

偶然じゃないかと思って何度もやらせたけど、ちゃんとできるので
夫が帰って来てからまたやらせましたが

「このソファは傾斜があるからねえ」

と、暫定的寝返りと認定されました。その後すぐにお風呂に入るために
裸にしてベッドに寝かせておいたら、コロンとやっぱり寝返りをしました。
自分でも嬉しいのか楽しいのか、何度仰向けに戻してもその度にコロン
コロンと転がります。そして、腹這いになって顔を上げるとちょっと
得意そうに私をみるのがとても可愛いです。

今のところまだ左側への寝返りだけしかできないので転落事故は防げますが
ますます目が離せなくなってきますね。めめちゃんは本当に抱っこが好きで
特にナニーさんが来るようになってからはひたすら抱っこされていたので
仰向けで手足を動かす絶対的な時間が少ないために寝返りがいつまで
たってもできなかったらどうしよう、と内心心配していた私はひと安心です。

2011年3月17日木曜日

ライフライン

地震と津波と原発。

一週間、Ustreamでニュースばかり観ていました。
父が三陸の出身で、親戚が被災したと思われ、胸の痛い日々です。
そして、東京への放射能の影響の有無を考えると実家のことも心配で
夜もあまりよく眠れなくなってしまいました。

そんな私の感情をめめちゃんはちゃんと読み取るのか、今までは
夜は泣かずに寝ていたのに、ここ数日めめちゃんは激しく泣いて
起きるようになってしまいました。

めめちゃんのためにももっとしっかりしないとダメですね。

と思ったら、一昨日から突然ネットが使えなくなってしまいました。
「固定電話の電話線が盗まれた。電話線を注文しないといけない」
とのことで、このパターンだと復旧までに数週間かかるかもしれません。
しょうがないので昨日3GのUSBスティックを買って来たのに、なぜか
ネットに繋がらず、電話で問い合わせようと思ったら携帯電話も
繋がりにくい状況でした。もー、イライラも限界値でした。。。
そして昨日は昼間からずっと停電だったのでめめちゃんとぬるーい
お風呂に入らなければいけませんでした。ネットは今朝やっとまともに
通じるようになりましたが、地震でも津波でもないのにこのライフラインの
脆弱さ。さすがケニアです。ちなみに電力不足は慢性的なものです。

こんな日々の中、うちのメイドは相変わらずです。月曜日に出勤して来た時
「マダム、あなたのご家族はご無事でしたか?」と心配してくれて
説明するのも面倒なので、「うん、大丈夫だったよー」と答えると
「旦那様のご家族は大丈夫でしたか?」と。...ええ、フランスで元気に
してます...。相変わらず頓珍漢。

2011年3月8日火曜日

初めてのヴァカンス


三泊でコーストに行ってきました。

小児科の先生には「マラリアにだけ気をつけてください」と言われましたが
海からの風が強かったせいか蚊自体もあまり見なかったし、泊まったホテルは
ちゃんとエアコンもあったのでとても快適に安全にすごしました。


と、言いたいところですが、満ち潮の時に海で遊んでいた私がくらげに
刺されて大騒ぎ。電気ショックが走ったみたいになるって本当なんですね!
いっきに蚊に刺されみたいなのがいくつもできて、そのあと全体が赤くなり
最後は赤いプツプツが残りましたが、最初だけヒリヒリ痛かっただけで
あとはかゆみもありませんでした。いつまでも断続的に痒かった毛虫刺され
のほうがどちらかといえば不快でした。


海からの風に一日中そよがれて、揺れるや椰子の葉の音を楽しんで
日が暮れる頃にはぐったり疲れていためめちゃんです。
初めての飛行機も全然泣かずに、ぐうぐう寝ていました。

2011年3月2日水曜日

虫さされとキコイ


変な虫さされが肘と首筋に。多分、毛虫じゃないかと思います。
常に痒いわけではありませんが、見た目に美しくないので早く治って
欲しいです。



話は変わりますが、我が家は意図したわけではないのに”川の字”で
寝ています。本当は、めめちゃんにはベビーベッドがちゃんとあるのに。

めめちゃんの下に敷いているのは”Kikoy”というケニアのファブリック。
本来はパレオとして使ったり、ビーチに敷いたりするものですが
私はめめちゃんを寝かせる場所にいつも敷いています。こうすると
めめちゃんがミルクを吐いてしまっても、ソファやシーツが汚れる
ことがありません。外出に持って行けばちょっと肌寒くなった時に
アフガンの代わりにもなります。丈夫なコットンなのでじゃぶじゃぶ
洗えてとても便利です。うちには洗い替え用に数枚用意しています。

同じくらいの月齢の赤ちゃんが集まった時に、みんなKikoyを持参してました。