ケニアで健やかに成長中 |
5月半ばにめめちゃんと日本に帰って、美味しいもの食べて、いろいろ買物して、友達に会って、家族とのんびりすごして、十分に充電してまたケニア生活に臨もうと思っていました。
が
原発のことが心配で、一人ならハラハラしながらも帰ったと思うのですが、めめちゃんをみすみす危険にさらすわけにはいかないと言うことで、断腸の思いで今回の帰国を諦めることにしました。特にめめちゃんは甲状腺のホルモン数値が安定していないことから、まだ甲状腺の機能が確立していないと担当医に言われているので、人一倍気をつけてあげなくてはいけません。
代替案はいろいろありました。
東京以外の都市(候補は京都、札幌など)に滞在して両親に会いに来てもらう。→めめちゃんと私が却って疲れるのではないかということで却下。
沖縄(石垣島)のClubMedに集合
→5泊で大人3人子供1人で50万円(飛行機大除く)!で断念。
母にフランスに来てもらう
→4泊の強行軍のため、母の疲労が心配で見送り。
次の帰国は10月の予定ですが、もしそれより前に原発の冷却システムが復旧して水が漏れ出さない状況になったらすぐに帰国できる用意をしておくことになりました。ま、今回帰る予定だったのはナイロビーフランス(10日滞在)ー東京という遠回りのコースだったので(しかもフランスー東京はめめちゃんと2人きり)大変だろうなあとビクビクしていたので、これをキャンセルすれば次は最短の中東経由で帰ることが出来ます。
でも「東京の放射能が赤ちゃんに危険過ぎ(?)て両親に会うことが出来ない」という一昔前のSF小説みたいな展開の精神的打撃の大きさにメソメソしていたら夫に「津波で家をなくした人もいるんだし、家族を亡くした人もいるんだから。」と叱咤されました。そうですよね。そうですよね。頑張ります。頑張りましょう。
私が妊娠中にケニアに引っ越す時、日本の友人知人は口を揃えて「ケニアは危ないんじゃないか」とか「ケニアで子育てなんて大丈夫?」とか「まともに日用品もないんじゃないの?」とか言って心配してくれたものですが、日本がまさにそんな状況なので、ケニアの危険度は全然変化ないのに相対的に何だかケニアの方が安全な気がしてきてしまいました。最近の私の決まり文句「何かあったらケニアに避難しておいで!」、数週間前ならただのセンスの悪い冗談だったのに。複雑な気持ちです。