2010年11月30日火曜日

布おむつを使ってみたら

退院して数日は紙おむつを使っていましたが
自分のずぼらぶりやゴミの多さやコストの高さにびっくりして
今は夜は紙おむつ、日中は布おむつと使い分けています。


でも、気候いいナイロビで、人手があるから私でも使えるんだと
思います。日本にいて新生児の面倒をみながら布おむつを漂白から
洗濯までするのは私には出来なかったと思います。
メイドは嫌な顔一つせず、引き受けてくれて、最初は屏風畳み5つ折りが
なかなかできませんでしたが、今はびしっとアイロンをかけてくれるように
なりました。


ちょくちょくおむつを替えなければいけないおかげで、排泄の頻度を
把握する事ができます。うちには数グラム単位で量れるたいそうな
体重計がないので、排泄の間隔や回数で母乳が足りているかの目安に
しています。


日本で売っている某大手メーカーのおむつなんて10時間吸収を
謳ってますよね。私は本当にずぼらなので、そんな紙おむつを
手にしたら真に受けて一日2、3回しか換えなさそう。
ケニアで売っている紙おむつはそこまで高性能ではないと思いますが
紙おむつをしている時は布おむつの時よりも交換の間隔が空きます。
心のどこかで安心してしまうんでしょうね。あと、単価を考えると
あと一回くらい吸収させよう、とか計算したり...?


本人はどっちでも良さそうな感じですけど。。。





2010年11月28日日曜日

適材適所でやってきた娘

娘を産む前は、新生児っていっぱい寝るし、メイドもいるし
優雅な子育てになるんだろうと勝手に想像してました。





メイドが家事を一手に引き受ける分、アナタは思う存分赤ちゃんに
時間を割きなさい、と神様の意向か何だか知りませんがうちに
やってきた赤ちゃんは


ベッドじゃ絶対に寝ない


遊び飲みをしないと寝ない


睡眠時間が細切れ


と言う親泣かせ。本人はあまり泣く方ではないのですが
私が泣きたいと何度思った事か。


もう拘束時間が長過ぎ。寝ていてもだっこしてないといけないので
何も出来ません。一日中授乳していた気分で夜を迎えます(母乳を
実際に飲んでいる時間は長くないはずなのに)


ベッドで寝るにはどうしたらいいんだろう、どうして育児書に
書いてあるみたいに2、3時間まとまって寝ないんだろう、
と悶々としてネットでいろいろ調べた事もありました。


でも2週間検診で体重が順調に増えているのを知って安心して
少し気の持ちようが変わってきました。


時間はたくさんあるんだし、他に優先すべきことがあるわけじゃないから
朝から晩までとことん付き合おう!きっとこの子はだっこしてほしくて
わざわざ小さく、軽く生まれてきたに違いない!


現状はあまり変わりませんが、こちらの気持ち次第で随分楽に
なりました。


どんどん可愛くなる娘の一挙手一投足をずっと見ていられるのは
実はすごく恵まれてるのかもしれません。







2010年11月24日水曜日

2週間検診

昨日は2週間検診でした。

出生体重も軽かった娘ですが、最初の数日でさらに軽くなり、
退院時には2050gになっていました。

小さく産まれたおかげで私の体にかかる負担は非常に少なかったようで
分娩室から病室に戻るときに、分娩室の外に車いすが見えたので
むくっと起き上がってスタスタとドアの方まで歩いて行ったら
流石のケニア人助産婦にも止められてしまいました。

さて、退院から12日経った体重は...

2605g!


娘はだっこじゃないと絶対寝ないのですが、どうも最近重くなった
気がしていて、睡眠不足で私の体力が落ちているのかと思いましたが
一気に500g以上増えてたんですね...。

ちなみに今のところ母乳で頑張っています。日本だと完全母乳が
推奨される一方で、完母ができる基準もすごく細かいようですが
(授乳間隔、一日当たりの体重増加など)ケニアではもっと大らかで
私が授乳間隔が短いとか授乳時間が長いと相談しても
赤ちゃんの飲み方にも個性がありますから
とか
小さいから一回に沢山飲めなくて当たり前
とかアドバイスされました。

ケニアで母乳が推奨されているのは、WHOの提言をふまえているのと
同時に、人工ミルクで育てる際の水質が悪かったり、殺菌/消毒が不十分な
哺乳瓶を使用する事で赤ちゃんが細菌に感染してしまうことを減らそうと
いう目的もあるようです。

ちなみに、日本では三ヶ月目以降から始まる予防接種もケニアでは
生後すぐから始まります。娘は生後1日でポリオ、BCG、B型肝炎を
受けました。B型肝炎は日本に住んでいるぶんには必要ないと思われ
ますが、ケニアのような国だと大人にも子供にも推奨されてます。
日本だと三種混合という予防接種がケニアでは七種混合という話。
お得感はありますが、一体どの7種なんでしょう...。

2010年11月16日火曜日

母乳育児コンサルタント

妊娠36週あたりでラマーズ法講習でうちにきてくれた講師リリアンとは
出産のときの病院でも再開しました。陣痛促進剤を投与した夜に
宿直だったので分娩の時はいませんでしたが、彼女があの夜担当に
なってくれて心強かったです。彼女は、ラマーズ法講師であり看護婦であり
そして母乳育児コンサルタントでもあるわけです。


意気込んで完全母乳を目指しているわけでもありませんが、せっかく
あげている母乳が足りているのか、何がいけなくて寝かしつけた娘が
15分もしないうちに起きてしまうのか知りたくてネットでいろいろと
調べたのに情報がありすぎて自分がどのケースに当てはまるかわかりません。


そんなとき、思い出したのがリリアン。


わからなくてはずかしいことなんて何一つないんだから、いつでも電話して!


と、ラマーズ法の最後に言い残していった彼女にここは一つ
相談する事にしました。


日本ではきっとあまり聞かないようなアドバイスをいただきました。


例えば、


母乳をあげる場合は片方につき30分。それでも足りてなさそうな場合は
もう片方を15分で合計45分。
→日本の育児書では両方で20分程と読んだ覚えがあります。


授乳のときに赤ちゃんが厚着をしていると、暖かさで眠くなってしまい
30分授乳をしているつもりでも実際は5分くらいしか吸っていないので
すぐにお腹が空いて目が覚めることがあるので、必ずやや薄着にさせて
授乳の事。
→そんな話聞いた事ありませんでしたが、うちのケースに一番
当てはまっていそう。


日本に居たら「???それって本当?」と思うようなアドバイスかも
しれませんが、今まで読んだネットのどんなサイトよりもリリアンの
アドバイスに助けられました。役に立ったというのとは少し違うかも
しれませんが。




ちなみに、日本みたいに母乳にいいからコレを食べろ、母乳に
悪いからアレは食べちゃだめ、とか全然言われません。担当のQ先生にも
「温かい飲み物を沢山飲んで、なるべくいっぱい吸わせて、
ストレスをためないこと」
としか言われませんでした。


何事にもカリカリしないおおらかなアフリカらしい姿勢、
ちょっとは見習ってもいいかもと思い始めています。









2010年11月13日土曜日

アフリカで産みました

11月7日に無事出産しました。


40週まで待たずに誘発分娩、という担当医の方針で前日の夜から
付き添いの夫と一緒に泊まり、深夜に誘発剤を投与、朝食後に
人口破水、そして13時に出産という感じでした。


こう書くと安産だった印象ですが、短時間でも痛いものは痛いし
疲れる事は疲れるので、時間の長短と心身負担の度合いは比例
しないんだなあと思いました。


産まれてきた娘は平均よりも小さいものの至って健康で
保育器に入る事なく私と一緒に4日目で退院しました。
出産前に周りから「新生児用の服なんて数週間で小さくなるから
60cmサイズを買った方がいい」と言われましたが娘にはその
新生児用サイズすら大きくて、わたしが縫った半年用の服が
着れるくらい大きくなる日が来るのが遥か先の事のように思えます。


アフリカで出産と言う事で、周囲の人に心配されたりしましたが
実際は日本で出産するのと変わらないくらいで不安に思う事は
あまりありませんでした。それもこれもずっとお世話になった
パキスタン系のイスラム女医Q先生のおかげです。優しく的確で
だけどベタベタしてなくて本当に素晴らしい先生でした。
出産を終えてしまったので、Q先生に会う機会がなくなるのが
残念なくらい私はQ先生のファンでした。それ以外にも、病院の
朗らかな助産婦さん達、これからお世話になる機会が多くなる
赤いターバンがクールなシーク教徒の小児科医、布おむつを
せっせと選択してくれるメイドF...お世話になった人にも
お世話になる人にも、お世話になり続ける人にも今回の出産を
無事に終える事ができたお礼を言いたい気分です。



2010年11月5日金曜日

メイドの作る料理

一週間分のメニューを決めてメイドに作ってもらっています。
が、なかなか大変です!


出来ると思っていた事ができない、説明しても何故か違う物が出来る...
日々ギャフン!とする事の連続です。


先日は「ほうれん草ピュレのクリームソース」と言うのを
作ってもらいました(本人ができると言うので)。ヨーロッパでは
結構スタンダードなサイドディッシュで、冷凍食品でも売っています。
出来上がった一品を見て思わず唸ってしまいました。クリームソース
というより、むしろ「茶碗蒸し」みたいな質感...。きっと冷めてるから
ソースが硬くなっただけなんだと思ってレンジで温めてみましたが
やっぱりソースがモッタリ〜してます。理想的なシュー生地みたい。
先週一緒にクリームソース作ったのに...。


そして今日のメニューは「ミートボールのトマトソース煮」でした。


「まずミートボールの表面に焼き色がつくまで炒めてから
マッシュルームを加えて油が馴染んだらトマトソースを加えて
弱火で煮込んで」


と説明しました。本当にこの通り説明しました。


居間からもダイニングからも台所は見えませんが、嫌な予感がして
飲み物を取りに行くフリをしてさりげなく様子を観に行くと!


全然火の通っていないミートボールとマッシュルームがフライパンに
並べられて、メイドが一生懸命フライパンの隙間にトマトソースを
ちょんちょん、と落としているところでした(しかも弱火)。


説明したのと全然違う状態になっていて思わず叫んでしまいました。


うぎゃ!




マダム、これはレストランと一緒なんです。レストランのコックは
料理の仕方はわかっているけどお客さんの好みに合わせるには
その都度やっぱり覚えて行かないとだめなんです。




ビックリする私の横で、何故か冷静に私を諭すメイド。でも、これは
どう考えても「料理の仕方はわかっている」レベルじゃないと思うけど。


...説明が悪かったのかな...。


メイドが初めて作る物は一緒に最初から最後まで見てないとダメなのかな。


そう言えば、レッドスナッパーでピカタを作ってもらったときには
魚の身よりも衣の方が厚いという不思議なピカタが出来上がりました。
多分「小麦粉は薄くまぶす」という基本を知らないんでしょうね。
一体どれだけ小麦粉を使ったんでしょ。
ま...これもまた異文化交流。


メイドには料理をさせない、という家庭もあるようですがウチでは
料理をしないと勤務時間に対して十分な労働内容にならないので
「アレ作って〜」と言ったら想像した味の料理が(見た目も!)
出てくるように頑張ってほしいです(私も頑張って指導しないと)。
別に日本食を覚えてほしいとまでは思ってませんけどね...。











2010年11月4日木曜日

nous attendons encore...

On est en Novembre! Dans les derniéres semaines, nous avons bien preparé pour l'arrivée du bébé mais je suis toujours enceinte.
On m'a dit quelques fois que le bébé était plutôt petit pour la date et puis mon mari a commencé à parler au bébé dans mon ventre qu'elle devait rester là pour grandir encoure en peu. J'imagine qu'elle a entendu et elle a decidé de rester dans mon ventre jusqu'au derniér moment.
Ou c'est parce que je ne fais pas assez d'exercice récemment...?

2010年11月1日月曜日

ウンともスンとも

まだです。全然まだです。


兆候すらありません。先生には「いつ陣痛が始まってもおかしくない」
と水曜日に言われて、それ以来ビクビクしているというのに。


暇なので自分のために帽子を作ったり




ベビー服を縫ったり




パンケーキを焼いたり、人参ケーキを焼いたりしました。


最後の買い出しになるかもしれない、と金曜日に買い込んだ食料は
自宅にいる時間が長かった週末でずいぶんと消費してしまい
今日また買い出しに行かなければならない気がします。
夫の仕事が休みなのでちょっとの遠出も安心です。


今日は体力をつけるためにも、美味しいフレンチレストランでランチの
予定。それから、いざ病院へ!というときにガス欠だと困るので
ガソリン入れて、私がやらないと夫は手が回らないと思われる
支払い関係も済ませてきます。