2010年11月5日金曜日

メイドの作る料理

一週間分のメニューを決めてメイドに作ってもらっています。
が、なかなか大変です!


出来ると思っていた事ができない、説明しても何故か違う物が出来る...
日々ギャフン!とする事の連続です。


先日は「ほうれん草ピュレのクリームソース」と言うのを
作ってもらいました(本人ができると言うので)。ヨーロッパでは
結構スタンダードなサイドディッシュで、冷凍食品でも売っています。
出来上がった一品を見て思わず唸ってしまいました。クリームソース
というより、むしろ「茶碗蒸し」みたいな質感...。きっと冷めてるから
ソースが硬くなっただけなんだと思ってレンジで温めてみましたが
やっぱりソースがモッタリ〜してます。理想的なシュー生地みたい。
先週一緒にクリームソース作ったのに...。


そして今日のメニューは「ミートボールのトマトソース煮」でした。


「まずミートボールの表面に焼き色がつくまで炒めてから
マッシュルームを加えて油が馴染んだらトマトソースを加えて
弱火で煮込んで」


と説明しました。本当にこの通り説明しました。


居間からもダイニングからも台所は見えませんが、嫌な予感がして
飲み物を取りに行くフリをしてさりげなく様子を観に行くと!


全然火の通っていないミートボールとマッシュルームがフライパンに
並べられて、メイドが一生懸命フライパンの隙間にトマトソースを
ちょんちょん、と落としているところでした(しかも弱火)。


説明したのと全然違う状態になっていて思わず叫んでしまいました。


うぎゃ!




マダム、これはレストランと一緒なんです。レストランのコックは
料理の仕方はわかっているけどお客さんの好みに合わせるには
その都度やっぱり覚えて行かないとだめなんです。




ビックリする私の横で、何故か冷静に私を諭すメイド。でも、これは
どう考えても「料理の仕方はわかっている」レベルじゃないと思うけど。


...説明が悪かったのかな...。


メイドが初めて作る物は一緒に最初から最後まで見てないとダメなのかな。


そう言えば、レッドスナッパーでピカタを作ってもらったときには
魚の身よりも衣の方が厚いという不思議なピカタが出来上がりました。
多分「小麦粉は薄くまぶす」という基本を知らないんでしょうね。
一体どれだけ小麦粉を使ったんでしょ。
ま...これもまた異文化交流。


メイドには料理をさせない、という家庭もあるようですがウチでは
料理をしないと勤務時間に対して十分な労働内容にならないので
「アレ作って〜」と言ったら想像した味の料理が(見た目も!)
出てくるように頑張ってほしいです(私も頑張って指導しないと)。
別に日本食を覚えてほしいとまでは思ってませんけどね...。











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