2010年12月17日金曜日

娘の外出とチュー

日本では新生児のうちは外に出さない方がいいと言われ、
一ヶ月検診で初めての外出、それから徐々に外気浴というのが
通常の流れだと思います。


これって国によって随分と見解が分かれるところだと思います。


ケニアで出産した私ですが退院のときに助産婦さんから
「一日30分は外に出してあげること。朝か夕方の日差しが
強くない時間ね!」と指導されました。
え!?新生児なのに外に出しちゃうの??
と、私はビクビクしながらバルコニーに出たものです。
今は...夕方に愚図る娘を抱っこ紐でだっこしてマンションの
敷地をぐるぐる散歩しています。おかげでいろんな人が声をかけて
くれるし、”ママ友”もできました。


必要に迫られてショッピングモールに抱っこ紐で行く時は
さらにビクビクします。何しろ人混み。それもこれも


「まあ、ケニアはね...変な咳とかする人がそこらじゅうに
いますからね(苦笑)。あんまりチュッチュチュッチュって
キスさせないように。」


と一ヶ月検診で小児科のZ先生に注意されたからです。見ず知らずの
人にチューされるわけがないので私は”変な咳とか”に神経を尖らせて
いたわけです。


が!


先日、2週間年上の赤ちゃんがいる友達の家にお邪魔してお昼を
ご馳走になりました。赤ちゃん2人をメイドさんに預けて
久々にゆっくり食事をすることができました。途中、娘が愚図る声が
聞こえたのでそっと見に行ってみるとメイドさんが


「泣かなくても大丈夫よー」


とあやしながら娘のほっぺたに


ちゅっ


としてました...。やや面食らった私ですが、脳みそが「今のは
なかったこと」に処理をしたので、娘にメロメロな夫には
話してません。病気がどうのこうのという以前にチュー自体が
気分いいとは言えません。娘もそう思ってるはず!!


...もしもナニーを雇うことになったら


強い揺さぶり





チュー


を禁止しようと思います。




普通、身内の赤ちゃんでもない限りしませんよね?日本では。
これもまた国によって見解が違うんでしょう...。



2010年12月15日水曜日

成長

もうすぐ6週を迎える娘。


前回の検診では一日当たり40gは増えている計算だったので
どんどんぷくぷくしてきてアゴの辺りは朝青龍みたいです。
聞いたところでは顔→腕→胴体→足という順番に肉がついていくとか。


抱っこじゃないと寝ないのは相変わらずですが、起きていて機嫌がいいときには
ベッドに横になったりバウンサーに座らせた状態で話しかけたりすると
フガフガと何やらお話をするようになりました。そのまま寝ると言う事は
ありませんが(そしてひとりで機嫌良く遊ぶこともありませんが)
これもちょっとした成長なんでしょうね。


そしてここ数日で笑う頻度も多くなってきました。まだ生理的微笑
なんでしょうが、それでもやっぱり可愛くて癒されます。
生後しばらくは眉毛がなく、ここに生える予定、という予告のように
うっすら黒くはなってましたがそれは毛ではありませんでしたが、
今は予告通りの場所にちゃんと眉毛が生えています。


毎日見ているので目立ちませんが成長してるんですね、きっと順調に。


来週は6週で受ける予防注射のためドクターのところへ行きます。
体重はどのくらい増えてるかな?

2010年11月30日火曜日

布おむつを使ってみたら

退院して数日は紙おむつを使っていましたが
自分のずぼらぶりやゴミの多さやコストの高さにびっくりして
今は夜は紙おむつ、日中は布おむつと使い分けています。


でも、気候いいナイロビで、人手があるから私でも使えるんだと
思います。日本にいて新生児の面倒をみながら布おむつを漂白から
洗濯までするのは私には出来なかったと思います。
メイドは嫌な顔一つせず、引き受けてくれて、最初は屏風畳み5つ折りが
なかなかできませんでしたが、今はびしっとアイロンをかけてくれるように
なりました。


ちょくちょくおむつを替えなければいけないおかげで、排泄の頻度を
把握する事ができます。うちには数グラム単位で量れるたいそうな
体重計がないので、排泄の間隔や回数で母乳が足りているかの目安に
しています。


日本で売っている某大手メーカーのおむつなんて10時間吸収を
謳ってますよね。私は本当にずぼらなので、そんな紙おむつを
手にしたら真に受けて一日2、3回しか換えなさそう。
ケニアで売っている紙おむつはそこまで高性能ではないと思いますが
紙おむつをしている時は布おむつの時よりも交換の間隔が空きます。
心のどこかで安心してしまうんでしょうね。あと、単価を考えると
あと一回くらい吸収させよう、とか計算したり...?


本人はどっちでも良さそうな感じですけど。。。





2010年11月28日日曜日

適材適所でやってきた娘

娘を産む前は、新生児っていっぱい寝るし、メイドもいるし
優雅な子育てになるんだろうと勝手に想像してました。





メイドが家事を一手に引き受ける分、アナタは思う存分赤ちゃんに
時間を割きなさい、と神様の意向か何だか知りませんがうちに
やってきた赤ちゃんは


ベッドじゃ絶対に寝ない


遊び飲みをしないと寝ない


睡眠時間が細切れ


と言う親泣かせ。本人はあまり泣く方ではないのですが
私が泣きたいと何度思った事か。


もう拘束時間が長過ぎ。寝ていてもだっこしてないといけないので
何も出来ません。一日中授乳していた気分で夜を迎えます(母乳を
実際に飲んでいる時間は長くないはずなのに)


ベッドで寝るにはどうしたらいいんだろう、どうして育児書に
書いてあるみたいに2、3時間まとまって寝ないんだろう、
と悶々としてネットでいろいろ調べた事もありました。


でも2週間検診で体重が順調に増えているのを知って安心して
少し気の持ちようが変わってきました。


時間はたくさんあるんだし、他に優先すべきことがあるわけじゃないから
朝から晩までとことん付き合おう!きっとこの子はだっこしてほしくて
わざわざ小さく、軽く生まれてきたに違いない!


現状はあまり変わりませんが、こちらの気持ち次第で随分楽に
なりました。


どんどん可愛くなる娘の一挙手一投足をずっと見ていられるのは
実はすごく恵まれてるのかもしれません。







2010年11月24日水曜日

2週間検診

昨日は2週間検診でした。

出生体重も軽かった娘ですが、最初の数日でさらに軽くなり、
退院時には2050gになっていました。

小さく産まれたおかげで私の体にかかる負担は非常に少なかったようで
分娩室から病室に戻るときに、分娩室の外に車いすが見えたので
むくっと起き上がってスタスタとドアの方まで歩いて行ったら
流石のケニア人助産婦にも止められてしまいました。

さて、退院から12日経った体重は...

2605g!


娘はだっこじゃないと絶対寝ないのですが、どうも最近重くなった
気がしていて、睡眠不足で私の体力が落ちているのかと思いましたが
一気に500g以上増えてたんですね...。

ちなみに今のところ母乳で頑張っています。日本だと完全母乳が
推奨される一方で、完母ができる基準もすごく細かいようですが
(授乳間隔、一日当たりの体重増加など)ケニアではもっと大らかで
私が授乳間隔が短いとか授乳時間が長いと相談しても
赤ちゃんの飲み方にも個性がありますから
とか
小さいから一回に沢山飲めなくて当たり前
とかアドバイスされました。

ケニアで母乳が推奨されているのは、WHOの提言をふまえているのと
同時に、人工ミルクで育てる際の水質が悪かったり、殺菌/消毒が不十分な
哺乳瓶を使用する事で赤ちゃんが細菌に感染してしまうことを減らそうと
いう目的もあるようです。

ちなみに、日本では三ヶ月目以降から始まる予防接種もケニアでは
生後すぐから始まります。娘は生後1日でポリオ、BCG、B型肝炎を
受けました。B型肝炎は日本に住んでいるぶんには必要ないと思われ
ますが、ケニアのような国だと大人にも子供にも推奨されてます。
日本だと三種混合という予防接種がケニアでは七種混合という話。
お得感はありますが、一体どの7種なんでしょう...。

2010年11月16日火曜日

母乳育児コンサルタント

妊娠36週あたりでラマーズ法講習でうちにきてくれた講師リリアンとは
出産のときの病院でも再開しました。陣痛促進剤を投与した夜に
宿直だったので分娩の時はいませんでしたが、彼女があの夜担当に
なってくれて心強かったです。彼女は、ラマーズ法講師であり看護婦であり
そして母乳育児コンサルタントでもあるわけです。


意気込んで完全母乳を目指しているわけでもありませんが、せっかく
あげている母乳が足りているのか、何がいけなくて寝かしつけた娘が
15分もしないうちに起きてしまうのか知りたくてネットでいろいろと
調べたのに情報がありすぎて自分がどのケースに当てはまるかわかりません。


そんなとき、思い出したのがリリアン。


わからなくてはずかしいことなんて何一つないんだから、いつでも電話して!


と、ラマーズ法の最後に言い残していった彼女にここは一つ
相談する事にしました。


日本ではきっとあまり聞かないようなアドバイスをいただきました。


例えば、


母乳をあげる場合は片方につき30分。それでも足りてなさそうな場合は
もう片方を15分で合計45分。
→日本の育児書では両方で20分程と読んだ覚えがあります。


授乳のときに赤ちゃんが厚着をしていると、暖かさで眠くなってしまい
30分授乳をしているつもりでも実際は5分くらいしか吸っていないので
すぐにお腹が空いて目が覚めることがあるので、必ずやや薄着にさせて
授乳の事。
→そんな話聞いた事ありませんでしたが、うちのケースに一番
当てはまっていそう。


日本に居たら「???それって本当?」と思うようなアドバイスかも
しれませんが、今まで読んだネットのどんなサイトよりもリリアンの
アドバイスに助けられました。役に立ったというのとは少し違うかも
しれませんが。




ちなみに、日本みたいに母乳にいいからコレを食べろ、母乳に
悪いからアレは食べちゃだめ、とか全然言われません。担当のQ先生にも
「温かい飲み物を沢山飲んで、なるべくいっぱい吸わせて、
ストレスをためないこと」
としか言われませんでした。


何事にもカリカリしないおおらかなアフリカらしい姿勢、
ちょっとは見習ってもいいかもと思い始めています。









2010年11月13日土曜日

アフリカで産みました

11月7日に無事出産しました。


40週まで待たずに誘発分娩、という担当医の方針で前日の夜から
付き添いの夫と一緒に泊まり、深夜に誘発剤を投与、朝食後に
人口破水、そして13時に出産という感じでした。


こう書くと安産だった印象ですが、短時間でも痛いものは痛いし
疲れる事は疲れるので、時間の長短と心身負担の度合いは比例
しないんだなあと思いました。


産まれてきた娘は平均よりも小さいものの至って健康で
保育器に入る事なく私と一緒に4日目で退院しました。
出産前に周りから「新生児用の服なんて数週間で小さくなるから
60cmサイズを買った方がいい」と言われましたが娘にはその
新生児用サイズすら大きくて、わたしが縫った半年用の服が
着れるくらい大きくなる日が来るのが遥か先の事のように思えます。


アフリカで出産と言う事で、周囲の人に心配されたりしましたが
実際は日本で出産するのと変わらないくらいで不安に思う事は
あまりありませんでした。それもこれもずっとお世話になった
パキスタン系のイスラム女医Q先生のおかげです。優しく的確で
だけどベタベタしてなくて本当に素晴らしい先生でした。
出産を終えてしまったので、Q先生に会う機会がなくなるのが
残念なくらい私はQ先生のファンでした。それ以外にも、病院の
朗らかな助産婦さん達、これからお世話になる機会が多くなる
赤いターバンがクールなシーク教徒の小児科医、布おむつを
せっせと選択してくれるメイドF...お世話になった人にも
お世話になる人にも、お世話になり続ける人にも今回の出産を
無事に終える事ができたお礼を言いたい気分です。



2010年11月5日金曜日

メイドの作る料理

一週間分のメニューを決めてメイドに作ってもらっています。
が、なかなか大変です!


出来ると思っていた事ができない、説明しても何故か違う物が出来る...
日々ギャフン!とする事の連続です。


先日は「ほうれん草ピュレのクリームソース」と言うのを
作ってもらいました(本人ができると言うので)。ヨーロッパでは
結構スタンダードなサイドディッシュで、冷凍食品でも売っています。
出来上がった一品を見て思わず唸ってしまいました。クリームソース
というより、むしろ「茶碗蒸し」みたいな質感...。きっと冷めてるから
ソースが硬くなっただけなんだと思ってレンジで温めてみましたが
やっぱりソースがモッタリ〜してます。理想的なシュー生地みたい。
先週一緒にクリームソース作ったのに...。


そして今日のメニューは「ミートボールのトマトソース煮」でした。


「まずミートボールの表面に焼き色がつくまで炒めてから
マッシュルームを加えて油が馴染んだらトマトソースを加えて
弱火で煮込んで」


と説明しました。本当にこの通り説明しました。


居間からもダイニングからも台所は見えませんが、嫌な予感がして
飲み物を取りに行くフリをしてさりげなく様子を観に行くと!


全然火の通っていないミートボールとマッシュルームがフライパンに
並べられて、メイドが一生懸命フライパンの隙間にトマトソースを
ちょんちょん、と落としているところでした(しかも弱火)。


説明したのと全然違う状態になっていて思わず叫んでしまいました。


うぎゃ!




マダム、これはレストランと一緒なんです。レストランのコックは
料理の仕方はわかっているけどお客さんの好みに合わせるには
その都度やっぱり覚えて行かないとだめなんです。




ビックリする私の横で、何故か冷静に私を諭すメイド。でも、これは
どう考えても「料理の仕方はわかっている」レベルじゃないと思うけど。


...説明が悪かったのかな...。


メイドが初めて作る物は一緒に最初から最後まで見てないとダメなのかな。


そう言えば、レッドスナッパーでピカタを作ってもらったときには
魚の身よりも衣の方が厚いという不思議なピカタが出来上がりました。
多分「小麦粉は薄くまぶす」という基本を知らないんでしょうね。
一体どれだけ小麦粉を使ったんでしょ。
ま...これもまた異文化交流。


メイドには料理をさせない、という家庭もあるようですがウチでは
料理をしないと勤務時間に対して十分な労働内容にならないので
「アレ作って〜」と言ったら想像した味の料理が(見た目も!)
出てくるように頑張ってほしいです(私も頑張って指導しないと)。
別に日本食を覚えてほしいとまでは思ってませんけどね...。











2010年11月4日木曜日

nous attendons encore...

On est en Novembre! Dans les derniéres semaines, nous avons bien preparé pour l'arrivée du bébé mais je suis toujours enceinte.
On m'a dit quelques fois que le bébé était plutôt petit pour la date et puis mon mari a commencé à parler au bébé dans mon ventre qu'elle devait rester là pour grandir encoure en peu. J'imagine qu'elle a entendu et elle a decidé de rester dans mon ventre jusqu'au derniér moment.
Ou c'est parce que je ne fais pas assez d'exercice récemment...?

2010年11月1日月曜日

ウンともスンとも

まだです。全然まだです。


兆候すらありません。先生には「いつ陣痛が始まってもおかしくない」
と水曜日に言われて、それ以来ビクビクしているというのに。


暇なので自分のために帽子を作ったり




ベビー服を縫ったり




パンケーキを焼いたり、人参ケーキを焼いたりしました。


最後の買い出しになるかもしれない、と金曜日に買い込んだ食料は
自宅にいる時間が長かった週末でずいぶんと消費してしまい
今日また買い出しに行かなければならない気がします。
夫の仕事が休みなのでちょっとの遠出も安心です。


今日は体力をつけるためにも、美味しいフレンチレストランでランチの
予定。それから、いざ病院へ!というときにガス欠だと困るので
ガソリン入れて、私がやらないと夫は手が回らないと思われる
支払い関係も済ませてきます。





2010年10月29日金曜日

まだ生むわけには...

先日の検診で内診があって、


いつ生まれてきてもおかしくない状況


と言われました。


が、


まだ生むわけにはいきません。どうして、って心配事が。


それは、私が居ない間の食事...。たかが2泊3日(!)の入院ですけど。


ケニアの食事の特徴として


塩辛い


油っぽい


そして


トマト味の確率がとても高い


という事が挙げられます。ウチのメイドも例外ではありません。
サラダ油の消費の勢いはドイツ人のバター消費のそれに匹敵するかも、
というくらいのものですし、塩辛さは何度言ってもなかなか改善されず
しまいには「私は手が大きいので塩を掴みすぎてしまうんだと思います」
という結論に至って以来、全く塩を入れなくなって食べる段になって
私たちが調整すると言う苦肉の策を取るようになりました。


ま、この2点は注意と妥協でどうにでもなるんですが、3番目の
トマト味。鶏肉料理も牛肉料理もパスタソースも全部トマト味で
作るものが本当にことごとくトマト味だった時にはさすがの夫も


「トマト味ばっかりだな...」


と呟いていました。


出産でごたごたする前にどうしてもトマト味以外の物を教えないと
という使命感から今日は私が全日うちにいることにして、これから
一緒にロールキャベツを作る事にしました。新宿にあるアカシアという
レストランのように、ホワイトソースのロールキャベツです。
とにかく、ホワイトソース(ペシャメルソース)の作り方を
覚えてもらえれば、グラタンも口頭で説明すればできる(はず)だし
きっと応用が利くはず...。


誰かに懇切丁寧に何かを教えるのが面倒くさいからだったら自分で
やったほうがましだわー、といつもは思うのですが、今回は頑張ります。


併せて、我が家で大人気のパンケーキも覚えてもらいたいと思います。





2010年10月28日木曜日

「生地が足りません」

カーテン屋から昨日3人もウチにやってきて寸法を測ってました。
なんで3人も?そしてみんな一様にビクビクしていたのはやはり
わたしが電話口で何度も怒鳴ったからでしょうか...。
気まずかったです。


しかし、今日もまた電話がかかってきて


「ダイニングルームのカーテンなんですけど、オーダーした生地が
足りません。7m必要なのに3.5mしかありません。新しく注文しないと」


と言われてしまいました。


ダイニングルームの窓はこちら↓




素人が見ただけでも、このこぢんまりとした窓にどうして7mも生地を
使ってカーテンを作らなくちゃいけないの?と思うはずです。


電話は埒があかないので、病院の帰りにわざわざ店舗まで出向きました。


相手のいい分は


「あなたが最初に測った窓の大きさが間違ってたから生地が足りなくなった」


という、こともあろうに
”客のせいにして自分の失敗を認めない”
ものでした。
勿論、くだんの私が測った寸法というのは紛失してしまって
確認できないのでそれが間違ってると言いがかりをつけるのは
本当にずるいわけです。


「私の寸法を基に必要な生地の量を
計算したその計算が間違ったんじゃないの?」


と私の反撃。


店には3人居たのですが、それぞれが帳簿を調べたり、電話で何かを
確認したり、夫と私はしばし待ちぼうけ状態。


散々待たされたあげく、新事実が明るみに。




7mって言うのは窓の一番上から
床の上までに必要な長さでした!
窓の高さと同じでいいなら
3.5mで良かったみたいです!


「じゃあ、こちらのミスというわけじゃないんですよね?」


と確認しても


「はい、ちょっとした”誤解”です」


とあくまでも非は認めない店員。




今週の金曜日に絶対に届けてくださいね、と念を押して店を後にしました。


無駄なエネルギーを一気に使ってどっと疲れました。






この店、店員の態度とか、仕事の速さとか、そういうこと云々の遥か前に




この窓に床ギリギリまでのカーテンを付けようとするセンスのなさ致命的な何かを感じずにはいられません。







2010年10月27日水曜日

SNACKS!

J'ai pris le cours de Lamaze il y a 2 semaines et sur la liste de ce qu'l faut mettre dans la valise pour l'accouchement, il est écrit aussi "snacks". Alors j'ai acheté beaucoups de "snacks" aujourd'hui dans un supermarché pour manger à l'hopital avec mon mari!




Mais auqnd je les lui ai montrés, il a ri bizarrement et à la fin il les a chaché quelque part dans notre maison...


Tant pis!



2010年10月26日火曜日

月曜午前中の電話

月曜日の午前中にかかってくる電話なんてろくな用件じゃないとは
思っていましたが、ここまでとは、というお話です。


車に乗ってタウンに出て、いつもお茶をするカフェに入って携帯を見ると
不在着信が2件。どちらも例のカーテン屋から。もうこの時点で嫌な予感。
さらに夫からのSMS


「カーテン屋がウチに寸法を測りに来たいって。日時の交渉よろしく」


ここからは前回と同様に、折り返し連絡します、と散々待たされたのに
全然埒があかなくて私が道を歩きながら電話に怒鳴るという場面が
幾度となく繰り広げられるので割愛して、長い話を要約すると


オーダーを受けた担当者がお店を
辞めてしまって、それに伴い(?)
注文時にメモした寸法の紙も
紛失してしまったので、
御宅に伺って採寸したい


とのこと。


生地紛失の次は寸法紛失!?この寸法、私がお店に行く前に窓によじ登って
(妊婦なのに!)測ったもの。この寸法をもとに必要な生地の長さを
割り出すのに、ああでもないこうでもないと散々待たされたのに。
結局ふりだし?!


呆然


呆然


呆然


でも、約束では今週の金曜日が納品締め切りですよね?
大丈夫なんですか?


と釘を刺したら


はい、はいはい!


と当てにならない空返事を返されて、何だか見込みはなさそうです。


実は先週、生地が到着したか確認の電話を入れた際に納品日も確認したら
生地到着から一週間、と当初は言われていたのにいきなり
納品は11月5日です、と2週間後の日付を言われて、私が憤慨し
11月5日は出産予定日(ちょっと嘘)なのでその前後は絶対に無理。
28日までに必ず届けろ!と、わめき散らしたら
Oh, then let you surprise (じゃあ、いつになるかお楽しみと言うことで!)
と、言われてしまいました。あれから一週間経ちますが、寸法が
手元にないなら作業が進んでるわけないですね...。




夫にフガフガ憤慨しながらこの日のやり取りを話したら


多分、紛失したのは寸法たけじゃなくて、請求書もだと思う...。


と、言ってました。このカーテン、注文した生地の量が多かったので
最初に半額を払い、残りを納品時にということになっていましたが
彼らは回収すべき総額を把握していなかったとのこと。しかもオーダー時に
貰った注文書兼前金の領収書ですら後日「金額に誤りがあります〜」と
電話がかかってきたほどなので当てになりません。


カーテンくらいでそんなに目くじら立てなくても...と心の広い人は
思うかもしれませんが、この国では一事が万事そんな感じです。
実は今、家具をいくつか注文して作ってもらっているのですが、
こちらの納品は4週間とのこと。4週間を過ぎたら半額しか払わない、と
カーテンで学んだのか夫は最初に予防線を張っていましたが
どうなることやら...。


家具の方がカーテンより早くできたら笑っちゃいますけどね。







2010年10月23日土曜日

お勉強会

昨日の夜、夫と出産準備についての”勉強会”を行いました。


まだ買わなくちゃ行けない物とかあったほうがいいものとかを
チェックしたのですが、私は今まで日本とケニアのリストを基に
準備を進めてきたのに、いきなりフランスのリストで総仕上げを
すると取りこぼしというか気がつかなかった物が出てきます。


例えば


手袋。赤ちゃんが顔を引っ掻かないためのミトン、ではなくて
赤ちゃんを入浴させるときにスポンジ代わりにするそうで
片方の手をオシリ用、もう片方をその他の部位用にするといいとか。
素手でいいじゃん、と言ったら「お尻を洗った手でご飯作るの?」と
嫌な顔をされました。あれ、入浴は夫担当だと思ったんですけど
併せてご飯も作りたいんでしょうか???
でもその手袋って、軍手じゃないですよね?垢擦り手袋でもなくて。
柔らかい素材の手袋...ナイロビで見つかるかな?


nid d'ange。日本で言うおくるみみたいなものですが、もっとしっかりと
締めたり留めたりできる密封型?のもの。「これがないと退院の時
困る」と気がついて慌ててましたが、私にしてみれば温暖なナイロビで
こんなのいるの?という感じです。日本で冬にベビーカーでお出かけ
するときのカバーに似てるので。でもナイロビで売っているのを
みたことがあるのできっと需要もないわけではないんでしょうね。


生理食塩水。しみないから目の周りみたいなデリケートな部分を
洗うときに必要!とのこと。日本で使うんでしょうか?フランスでは
防腐剤の入っていない目薬みたいな大きさの小包装で手に入る
そうですが、ナイロビでは...どうかな?




ちなみに、フランスでは赤ちゃんの名前は例え決まっていても
周囲には話さないことになっていて、出生届を出してから
”産まれた赤ちゃんの名前は○○です”と報告をするのが普通のようです。
親兄弟友人が反対してももう役所に届けちゃったから変更不可能
という状況にするために。お世話になった知人や上司やお坊さん
さらに祖父母に名付けてもらうことも日本で普通にある、と話したら
「どうして親が付けないんだ」と不思議な顔をされました。


それにしても出生届を提出するまで名前を明かさないなんて随分と
秘密主義なのねー、と思ったら、フランスでは出生届の期限は子供が
生まれてから3日後とのこと。一番バタバタしてる時期なのに!!
日本は2週間ですよね。ちなみに海外で生まれた場合は3ヶ月もあります。
でも、うかうかして3ヶ月過ぎてしまうと、ウチの場合は子供の
日本国籍保留が認められずに、出生日に遡って資格がなくなって
フランス国籍だけになってしまいます。気をつけます。
そろそろ3ヶ月という頃に「出生届はどうなったの?」と
メールくれれば助かります。







2010年10月22日金曜日

2010年10月21日木曜日

誰の子?!

ケニアは子育てにはもってこい


という意見を耳にします。多分、気候がとても穏やかなので一年中
外で遊ばせることが出来る、ある程度の年齢になれば自然を満喫しに
あちこちに出掛けることが出来る、ということともう一つ。


人件費が安いからナニーを雇える


という理由もあるでしょう。実際に、お手伝いさんとナニーさん、
あるいはナニーさんを2人(境界線がはっきりしませんが)雇っている
家庭は珍しくありません。


私はてっきり「お手伝いさんは育児以外の全てをやって、私は育児」
という図式でやっていくのかとずっと思っていました。いくら新生児は
大変だからとは言え、掃除洗濯料理を全くやらないでよかったら負担は
そこまでではないはず。週に一回の買い出しのときだけお手伝いさんに
赤ちゃんを見てもらえば全然問題ないはず。


ところが


うちのお手伝いさんの発言を聞いていると端々から
「自分が赤ちゃんの面倒もみる」
という決意?意志?がみなぎっているのがわかります。
ありがたいんですが...。




今日はメイドさんが出勤してきて


昨日の祝日も今日も天気がよくてよかったですねー。
でも、この住宅はどの家も室内はそんなに暖かくならないんです。
だから私たちのベビーには暖かい毛布が必要だと思います!


と力説してました。




....私のです。





2010年10月20日水曜日

le terrain de sport

Au Kenya, aujourd'hui c'est un jour férié. Nous sommes moin stressés ou fatigués car nous n'avons pas besoin d'aller au centre ville en passant par les bouchons!

S'il ne fait pas très chaus et si on a temps, on ira au terrain de sport à côté de chez nous. Ce terrain est libre pour tous ceux qui veulent faire du jogging ou marcher autour du terrain. Si j'étais au Japon, ce ne serait pas si difficile de trouver des bons chemins pour le jogging ou pour la promenade. Donc, ce terrain de sport est précieux pour nous ( parce que sinon nous ne nous intéressons ni au golf ni au tennis). En ce moment je ne peux pas courir alors je marche seulement autour du terrain, plus lentement que des vieux hommes indiens... Mais mon mari, il est bien motivé et il court beaucoup pendant ma promenade. 

Mais pour y aller il faut marcher vers 10 minutes dans la rue principalle avec beaucoup de trafic et nous devons faire attention aux gens qui nous suivent ou qui viennent vers nous. Peut-être il vaut mieux y aller en voiture. C'est seulement à 500m de chez nous, mais ça c'est aussi typiquement Kenya...


2010年10月19日火曜日

我が家の買物改革

我が家のメイドとドライバーは昼食をうちで取ります。
雇い始めたときにパンと牛乳と紅茶と卵は自由に使っていい、と
話しておきましたが最近はウガリ用の粉も用意しています。実際は
ウガリだけ食べるわけにもいかないのでトマトとタマネギも料理して
2人は適宜食事を取っているようでした。


先日、メイドが帰宅した後で、その日は夕飯のおかずに魚を用意して
くれたので、付け合わせに何か作ろうと台所に行くと昨日まであったはずの
トマトとタマネギが見当たりません。


????


メイドに「タマネギとトマト使った?」とSMSを送ると、すぐに折り返し
恐縮しきりの電話がかかってきて


「すみません、マダム(←私)!マダムがトマトとタマネギを使うとは
思ってなかったので...」


いえ、自宅のトマトとタマネギを使うのにメイドに確認するのも変な
話じゃないですか...。


そして続けてメイドが


「実は、ウガリ用の粉も切れてるんです」


と言ったわけです。ウガリ用の粉は私は一度も使ったことがありません。
彼らがどのくらいのタームで一袋(2kg)を消費してるかなんて
気に留めたこともありません。ケニアの家には大抵キッチンの中に
食料庫みたいな物置があって、そこに乾物や室温で保存できる食料を
おけるようになっています。


私は倉庫に入って毎日、何がなくなったか調べているわけじゃないんだから
なくなりそうなものはなくなる前に言って欲しい。


と、伝えました。夫が帰って来てからこの些細な事件を説明したら


「ドライバーMと一緒だ...」


と、唖然としていました。ドライバーMも常にガソリンが切れそうになって
警告灯がついてから「あ!ガソリンがなくなります!!!」と伝えて来る
そうで(助手席からはガソリン残量の表示が見えない)、もうちょっと
余裕を持って伝えてくれれば、焦らないで対処できるのに...といつも
思っていたそうです。


国民性でしょうか。備えずに憂いばっかり、みたいな。




このトマトとタマネギの件をきっかけに、我が家では目下、買物改革が
進んでいます。メイドに作ってほしい大まかなメニューを考えて、
ドライバーとメイドの必要な食料と、定期的に買い足しておくべき物などを
一週間に一度まとめて買う、というもの。


簡単そうなんですけど、私にはとっても難しい新しい習慣です。
買物に便利な東京で、夫と2人で暮らしていたので、その日必要な物は
その日に買えば十分でした。例えば、今日はロールキャベツが食べたいなー
と思ったら仕事の帰りにスーパーでキャベツとひき肉を買おう、と
考えられるのですが、何を作るか分らないけど取りあえずあれもこれも
それも買っておこう、というのが最初はできませんでした。
特に野菜はその都度買った方が美味しいと、今でも思っているんですけどね。


でも考えてみれば、東京と同じことをここでやるのは時間とガソリンの
無駄以外に、安全面でも推奨される問題じゃないのかもしれません。
牛乳がなくなりそうだから、とかでよく徒歩でスーパーにぶらりと行って
妊婦が両手で持てるだけの量の買物をして戻って来ることがあったのですが
そのスーパーへの道だって何があるかわかりません。今まで物騒な目に
遭わなかったのがただ単に運が良かっただけで、次にはひったくられたり
するかもしれません。それは、お金を持って無駄に出歩く回数が減れば
危険に遭遇する確率も減ると言うもの。たかが卵を買いに行っただけ
なのに、道端で陣痛が来るのも何だか格好悪いし...。


そういうわけで、改革進行中です。







2010年10月18日月曜日

the Baby Club

L'autre jour, j'ai rencontré des japonaises qui ont des enfants ou qui sont enceintes, car j'ai pris part à l'assemblée du "Baby Club" japonais à Nairobi. Dans ce club il y a des bébés avant 2 ans, et pour les enfants entre 2 ans et 6 ans (avant l'entrée de l'école) il y a aussi en autre groupe chaque mois.


Quand j'étais là, il y avait trois autre femmes enceintes de 7 et 9 mois qui sont très sympa. On est allées dejeuner la semaine dernière. C'était bien de bavarder en prenant le dejeuner dans un restaurant asses chic. On a passé plus de 3 heures au restaurant! Mais ce doit être plus sympa quand nos bébés pourront jouer ensemble. C'est aussi pour ça que je suis contente d'avoir faire la connaissance de ces femmes.


Aujourd'hui on a acheté plein d'affaires pour le bébé et on est bien preparés maintenant. J'ai esseyé de trouver ce qu'il manque encore mais il manque probablement seulement le bébé lui-même!!!

2010年10月17日日曜日

育児の常識(ケニア版)

先日のラマーズ法講習は、呼吸法と言うよりも出産前後についての
コンサルティングみたいな感じでした。とても役に立ったのですが
いくつか日本の常識と違うことがあったので挙げてみます。


1.6ヶ月までは母乳(ミルク)のみ。果汁も白湯もいらない。
 離乳食は6ヶ月以降に始める。断乳は2歳を目安に。


2.授乳中でも食事は好きな物を食べてよし。食べる量等に
 よって母乳の出具合の善し悪しに影響することはない。


3.授乳前後に消毒や拭き取りはしない


4.新生児でも外気に当てて大丈夫。


5.うつぶせ寝は首が据わる一ヶ月頃を目安に。


多分もっともっとあるはずです、実際に育児を始めたら。


そう言えばこの間メイドが恐ろしいことを言っていました。


もしも赤ちゃんが小さく産まれてきてもウガリ
食べさせればあっという間に大きく丈夫に育ちますよ!


...どの段階でウガリを食べさせたいんでしょう。


まさか、離乳食!?



2010年10月16日土曜日

今度はパンケーキ



最近、パンを捏ねている最中にふと
「ここで破水したらこのパン生地どうしよう」
とか怖い想像をするようになりました。


捏ね始めから焼き上がりまでの時間もかかるので、陣痛がきても
焼き終わってから次の行動へ、ということも出来ないでしょう。


でも、満足できる美味しさの物を毎日食べたい。


と言うわけで、パンケーキを焼いています。レシピは母が朝食によく
焼いてくれた我が家の定番。家庭にある材料で出来て、とても美味しいので
いつからか実家ではホットケーキよりもパンケーキの方が好まれるように
なりました。


レシピの分量で作ると10枚焼けるので余ったら冷凍しておけると
思うのですが、実際は夫が美味しい美味しいと食べてしまって冷凍する前に
食べ終わってしまいます。夫はこのくらいの厚さでも「クレープ」と呼んで
砂糖をまぶしてクルクルと巻いて正にクレープみたいに食べています。
さすがフランス人。しかも、粉砂糖で食べるのが一番美味しいとのこと。


冷めても美味しいし、もちろんレンジで温め直しても硬くなりません。
生地の甘さが控えめなので、クリームチーズを塗って軽食にもなります。
朝食にも軽食にもおやつにもぴったりとくれば、そりゃすぐになくなる
わけですね。






毎回焼き終わって重なったパンケーキをみると、子供の頃に好きだった
とらがグルグル回ってバターになる童話の最後に家族みんなが食べる
ホットケーキを思い出します。





2010年10月14日木曜日

入院荷物リスト

今日のラマーズ法レッスンでインストラクターが作成した入院に必要な物のリストです




洗面用具


ローション


リップクリーム


ミント(フリスクみたいな)


靴下


マッサージボール


音楽


ラマーズノート


スナック


退院のときのベビー服


退院のときのママの服


授乳用ブラとパッド


以上




簡潔すぎて拍子抜け!ウチにないのはマッサージボールくらいでしょうか。


「スナックって何でもいいんですか?チョコレートでもいいんですか?
いつ食べてもいいんですか?何もって行こうかな〜〜〜」


と、目をキラキラさせていたら


「...付き添いの人用ですよ!」


と呆れられてしまいました。つい遠足気分が...。