2011年11月30日水曜日

先日のネクタイ事件の続報です。

行方不明になっていたもう一本も見つかったのですが、今朝夫がつけてみようと思ったら何だか変なんです。ネクタイの中がゴロゴロしていて、どうやら内側の布がよれている模様。クリーニングに出したくらいで、何でネクタイの内側がよれるのか謎です。

手でもんでよれを直してアイロンをかけようとしましたが、よれはなかなか直りません。しょうがなく、裏側の左右を縫い止めてある部分を切ってみましたが、私の手には負えそうにありません。

ちょうど用事があったショッピングセンターの中に、いいクリーニング屋があるので相談に行きました。もちろん店主はインド系。インド人経営の店に入ると何となく安心します。

ネクタイを見て一言

「ライナーが痛んでますね。」

がーん。

さらに

「これは、水洗いしたんですね。ほら、ここ、ネクタイの色が変わってる」

がーん。

「うちが使ってるテーラーに相談してみても良いですが、もとどおりになる期待はあまり持てませんよ。いくらくらいチャージされるかもわかりません」

と言われてしまいました。

その場で夫に電話してフガフガ事情を説明して

「わたし今からあのクリーニング屋にクレーム行って来る!」

と行ったら、夫に

「無駄なエネルギーは使わない方が良いって。どうせクレームしても、のらりくらりかわされて、イライラが募るだけだから」

とたしなめられてしまいました。夫、悟っているのか、諦めているのか...。

確かに、また車に乗って別のショッピングセンターに行って、クレームして、怒って、暴れて、蹴って、割って(?)という長い作業工程をこなすにはまだ体調が万全ではない私。その代わり、ネクタイをインド人に託すことにしました。これ以上悪くなるはずも無いから、好きにして良いよ、と。

そのインド人に
「ちなみに、ここのお店は下請けのクリーニング工場に出してるんですか?」
と、聞いたら
「いえ、うちは自社で作業してます。ここの地下に大きな機械があるんです」
と、言ってました。やっぱりねー。どうりでいい仕事してると思いました。今度からは時間がなくても、ちょっと遠くても、ここに預けようと思いました。


今日のめめちゃんです。だいぶ調子も戻って来て、天気も朝から外で遊べる位よくて、ご機嫌で洗車の手伝いをしています。

2011年11月29日火曜日

ナニーさんの大仕事

めめちゃんは12ヶ月検診のときに、血液検査と尿検査を受けました。血液検査は結果が紛失していて(?)ラボから小児科医の手元に渡ってない模様ですが、尿検査では見事にひっかかってしまいました。尿路感染症とのこと。女の子は尿道が短いからしょうがないみたいです。自覚症状も無いので、見つからないままになってしまうことも多いそうですし。一応、抗生物質を飲ませてもう一度検査をしてみて、改善されてないようなら腎臓に穴があいている可能性もあるので、気をつけて経過を観察しましょうとのこと。

めめちゃんが、健康になるなら何でもしますよ、かあちゃん。

でも...赤ちゃんの採尿って本当に大変なんです。細長いビニール袋をぺたっと股に貼って、尿が溜まるようにするんですが、これが...女の子は非常に難しくて、絶対に!そんなビニールの中になんて入らないわけです。しかもちょっと濡れるだけで粘着テープが剥がれてしまい、そのビニールはもう使い物になりません。病院で何個も貰ってくるのに成功したことは一度もありません。

やけになって、濡れた布オムツをしぼろうかとも思いましたが、前回はうちのナニーさんが”パンパースなしで遊ばせて、尿意を催したと思われる瞬間に検尿の容器をかざす”という原始的かつ忍耐のいる方法で採尿に成功しました。いやー、これで晴れて(ナニーさんが)無罪放免、と思ったおりの尿路感染症の発覚。あと最低でも二回ほどあるらしいですよ、尿検査...。頑張って頂戴、ナニーさん!本当に、ナニーさんさまさまです。頭が下がります。

それにしても、先日その話を日本人の小児科医にしたら、12ヶ月検診のルーティーンで尿検査をするなんて聞いたことがない、と言われました。そう言えば、周りの赤ちゃんで採尿したとかいう話は私も知りません。なんでめめちゃんだけ??

ついに蚊帳投入

一週間程体調が思わしくありません。めめちゃんも私も流行の風邪を引いてしまい、洟と咳がなかなか抜けないんです。幸いめめちゃんが発熱したのは二日程でしたが、ここのところ食欲が落ち、あの手この手で食べさせようとナニーさんと奮闘していますが、敵もなかなかのものです。私は鼻づまりが酷くて、何を食べても味がせず、作るのも食べるのも全然楽しくありません。
この、喉と鼻にくる風邪がかなりはやっているようです。今日、めめちゃんの検診の予約を取りにいったら小児科が都バスみたいな混み具合でした。

さて、具合が悪いだけでも辛いのに、特に夜は何度か咳き込んでその度に目を覚ましてしまうのに、更に悪いことに最近かなり高い確率で部屋に蚊がいる日があるんです。洗面所まで行って虫除けスプレーを顔にかけたりしますが、それでも刺されないだけで蚊は顔の周りを飛び続けます。蚊取り線香は部屋に臭いが残るし、虫除けマットは健康に悪いような気がして(特に赤ちゃんには)使ってないので、残る最終手段は、必殺部屋移動です。主寝室と同じ大きさのベッドがあるゲストルームに、心に余裕があるときは夫を起こして一緒に移動。それどころじゃない時は、夫を生け贄にして主寝室のドアをきっちり閉めて一人で退散します。数時間後に夫も逃げてきますが。

ところが、昨晩は主寝室にもゲストルームにも蚊がいたんです。

今朝、夫に懇願されたので、しかたなくやっと蚊帳をつけました。ずっと前に買ったのですが、天蓋付きのベッドの蚊帳ならまだしも、天井から吊るされてダラ〜となっているのがだらしなく見えるのが嫌いで、蚊帳反対派だった私。でももう背に腹は代えられません。

今夜からもう少しゆっくり寝られるといいんですが。

そして、今度めめちゃんのベッドにも蚊帳をつけてあげたいと思います...。

2011年11月22日火曜日

次の旅行

十一月もあっという間に後半ですね。
長い休暇からナイロビに戻って来て、やっと生活の軌道がたて直ったというのに
夫は既に次の旅行の手配をしてしまいました。クリスマスのフランス行きです。
飛行時間も日本に行く程長くないし、時差も2時間しか無いので、めめちゃんには
負担が軽いのかな?と思いますが、冬のヨーロッパの寒さが心配です。予め知って
いたので、日本でユニクロのエアーテックカバーオールも買って来たんですが、
どうなることやら。前回は夜の便でパリに行きましたが、飛行機の中で二人とも
余り眠れず、早朝に着いてその日一日とても辛かったので、その教訓をふまえて
今回は午前中の便でアムステルダム乗り換えのパリに夜着くスケジュールに
してみます。
それでも、夫が一緒と言うのは心強いです。困った時に八つ当たりできる相手が
いるというのは気分的に楽ですね!

めめちゃんは歩き始めたと思ったらどんどん歩くようになってみんなを驚かせて
います。ハイハイが可愛いから歩くのはもう少し先で良いかも〜、と思っていた
のですが、どうしてどうして。ヨチヨチ歩きも可愛くて夫と大騒ぎです。


2011年11月15日火曜日

あってよかった


日本に持っていってよかったものの筆頭がこの抱っこ紐。長い一枚布タイプで両肩スリングとも言うようです。
日本に持っていったのは写真↑のタイプ。これはノルウェーのellevillというブランドのスリングです。ドイツのDidymosのよりもやや薄手で結びやすいと思いますが、中心マーク(とても大事)が小さくてしかも片側にしか付いていないのでわかりにくいです。(ディディモスは両脇についていて、片側は裏に、もう一方は表についていて非常に便利)でも、たたんでちょうど良くしまえる袋が付いていて、持ち運びにもかさばりません。

めめちゃんはこれで抱っこやおんぶされるのが大変好きで、ぐずってもとりあえずこれで抱っこすれば大丈夫、という私にとって心強い味方です。日本滞在時は本当に活躍して、おかげで地下鉄の中でも電車のホームでも4mの長い布を引きずらずに巻く方法を習得しました。

箱根湯本の駅のホームでも、シャルルドゴールの出発ゲート付近でも「それ、そうなってるんですか?」と話しかけられました。自分で巻くようになると簡単なんですけど、知らない人が巻いてあるのを見るときっと複雑に見えるんでしょうね。

実はこのタイプの布は三枚持っているんです。が、今度ヨーロッパに行った時にもう一枚買おうかな(ナイロビでは入手不可能なため)と思って物色していたら夫に「また買うの?何枚目?」と呆れられてしまいました。めめちゃんが歩くようになっても、まだヨチヨチ歩きのうちはこれがあれば絶対に役に立つと思うんですけどね。服を着替えるように、抱っこ紐も着替えたい、と思うのはわたしくらいなんでしょうけど。




2011年11月14日月曜日

ネクタイクリーニング事件

しばらくケニアを離れていると、何故か「ケニアも悪くないじゃん」という気持ちになってくるのがいつものことながら不思議です。特にナイロビはその気候の良さで随分と得をしているような気がします。

そしてナイロビに戻って来れて嬉しい、という気持ちにもなるんですが、それも長くは続きません。ケニアに戻ってしばらくするとやっぱりイライラすることの多さに気がつかされます。それも思いがけないことがきっかけで。

今回、現実に引き戻されたのが「ネクタイ事件」でした。

夫がネクタイにシミを作ったからクリーニングに持っていって、と言うのでよくいくショッピングセンターのクリーニング店に持って行ったんです。別に腕がいいからとかいう理由ではなくて、買物のついでに取りに行けるからと言う単純な理由だったんですが、二本で140円という怪しい程破格なクリーニング代を聞いた時に、そこに頼むのを辞めてちょっと遠いけど腕が確かなインド人経営のクリーニング店に行くべきでした。

現在のところ、一本は行方不明。

何とか戻って来た一本は、何と!縮んでるんです!しかも直線であるべきネクタイのシルエットがヨロヨロ?よれよれ?で、先端の角が何故か丸みを帯びている始末。家で水洗いしたってこんなにならない、という位の変貌ぶりです。お店に引き取りにいった時には、行方不明のもう一本のことに憤慨して、かろうじて戻ってきた一本が縮んでいるなんてよもや思いませんでしたが...。

あーあ。夫が最近フランスの有名デパートで買ったお気に入りだったのに。

ここで、ぶうぶう文句を言ってもどうせなしのつぶてだからと泣き寝入りをするのか、時間と労力とお金を浪費するとわかっていながらきちんとした謝罪を求めて責任者を捕まえるのか。どちらにしろ精神衛生によろしくありません。

久々にケニア生活特有のイライラを味わっています。

ゲンナリゲンナリ。

2011年11月13日日曜日

マカロンに完敗

パリのシャルルドゴール空港ターミナル2F、ケニア航空の出発ゲート近くにマカロンの老舗ラデュレが売ってるんです。 出発前に買おうと思ったのですが、めめちゃんが愚図るのであやしていたら時間オーバーになってしまいました。 じゃあ自分で作れば良いんだ と、思ったのが負のスパイラルへの幕開けでした。 マカロンのって、材料も少ないし、レシピを読んでみるとそこまで難しい行程には思えないんです。 でも どうしても成功しないんです。今まで四回作って全て失敗。失敗した原因を考えて、その点に気をつけて 次に作ってみると別の要因で失敗するというメビウスの環状態。メレンゲの泡立てが足りなかったり マカロナージュし過ぎたり、足りな過ぎたり。どうやら恐ろしく繊細なお菓子のようです。 こんなにことごとく失敗するのに翌朝になると失敗作が綺麗になくなっていて(夫が食べた)、 心置きなく新しくつくってまた失敗することができていましたが、そろそろ降参です。 気を取り直して、今度はシュークリームに挑戦。これは初戦で小麦の混ぜ方が足りなかったのと 生地の固さの調整具合が分からなくて膨らみが悪かったのですが、反省点に気をつけてもう一度 チャレンジしたら見事に膨らんで、中もきれいに空洞になったものが焼きあがりました。 これで、いつでも作れるお茶菓子リストに仲間入りです。 負け惜しみじゃないですが、やっぱり小麦粉を使ったお菓子の方が作っていて楽しいんですよね。 と、いいつつシュークリーム用カスタードを作るときに残った卵白はちゃんと冷凍してあるし、 アーモンドプードルも700gストックしてあるので、いつか必ず汚名を晴らすべく 傾向と対策を練ろうと思います。

歩きました

日本にいた時は結局添い寝だったので、また一からネントレをやらなくちゃなーと 憂鬱でしたがケニアから戻って数日後には自分のベッドで寝かせて、ここ数日は 夜中に起きてもまた寝入るまで待つというのを実践したら簡単に夜七時半から 朝六時まで続けて寝るようになりました。 もうすぐ歩くかな と、思っていた矢先、おとといのことですが、おぼつかない足取りながら 四歩ほど歩きました。お友達もナニーさんもいたのに夫だけ見逃して それはそれは悔しそうです。

2011年11月8日火曜日

誕生日でした

日本から帰って来ました。
往復のフライトはあの長丁場をひたすら時間が過ぎるのを待った感じがします。とにかく、いい座席を確保できるかが勝負だと言うことがわかりました。帰りにバシネットの席を二席貰えたときはかなり楽でしたから。
帰りもパリに一泊したわけですが、時差ぼけでめめちゃんが深夜2時半に起きて元気に遊び始めたときは泣きそうでした。

今回の滞在のことはまた追って書けたらと思いますが、赤ちゃん連れでなかなか機動力がないのに会ってくれた人本当にありがとうございました。都合がつかず会えなかった人、また次回!

さて。

今日はめめちゃんの誕生日でした。盛大にパーティを開くべきだったのかもしれませんが、何しろ帰国してわずか二日。準備期間もないので、家族だけでお祝いして終わりにしようと思っていました。
今朝。ナニーさんに「今日が誕生日なの」と言ったら庭で会った近所の人にナニーさんが教えたらしく「今日の午後に庭でケーキを食べてお祝いしよう」ということになりました。風船をいくつか膨らませて、もちよりのケーキが2種類、サモサをみんなでいただきました。あいにく、めめちゃんは時差ぼけで眠くて機嫌の悪い時間帯でしたが。
夜はもうひとつ用意したケーキにろうそくを一本立てて、スカイプで夫の両親とビデオチャットでお祝いをしてもらいました。日本滞在中にちょっと前倒しして実家でもお祝いをしたので、結局合計3回です。

この一年あっという間に過ぎました。あんなに小さく産まれたのに、大きな病気もせずに誕生日を迎えることが出来て嬉しい気持ちでいっぱいです。