2011年8月30日火曜日

慣れないものを食べて気持ちが悪くなる

最近、ナイロビの日本人の間で持ち切りだったのは「ついにケンタッキーがオープンした」という旱魃が深刻な国とは思えないほどの平和なトピックです。KFCの登場は5月頃から既に耳にしていましたが、テナントとして入るはずのショッピングモールがオープンしてもテナントは半分も店をオープンしていない状態が暫く続いていました。そして7月にオープンらしいと6月下旬に聞いたものの、KFCのKの字も見当たらず。で、結局3週間程前にオープンしたのですが、凄く混んでいた(手際が悪くてさばき切れていなかった)らしく、敬遠していました。
この間の土曜日に友達が「KFCに行くんだけど今何してる?」とSMSをくれたとき、ちょうどそのショッピングモールにいて(カーペット運んでました)合流できたのですが、夫があまり乗り気ではなく(どこの国でもKFCを食べたことがないらしい)、そうこうしているうちKFCの階下にArt Cafeがオープンしていたのでそちらで食べてしまいました。
でも、聞くところによるとオープン直後なのでアメリカ人店員がいてケニア人店員を教育しているとか。と、いうことはですよ、そのアメリカ人がいなくなってしまったら、味もサービスも落ちるかもしれません。つまり、今がピークということでしょうか。

そして今日、ちらりと覗いたら開店直後でガラガラだったのでセットをテイクアウトしました。

考えてみればもう長いことファストフードを食べていません。妊娠中は食べる物に一応気をつけていたので、最後に食べたのは軽く見積もっても2010年の2月頃ということになります。

で、そのケニアのケンタッキーですが、普通に美味しかったです。ケンタッキーのグローバルスタンダードが守れている感じがします。ポテトは日本は太いタイプですが、こちらは細いタイプでした。もっと突っ込みどころが満載な方がネタとしては面白いので、美味しくて却ってがっかりした程です。サービスも日本人がこのサービスをしてくれるんだったら好感持てるのに、ケニア人がこんなに丁寧でフレンドリーだとむしろ気持ち悪く思えるくらいでした。(私「持ち帰りたいんですけど」店員「もちろん大丈夫ですよ。今お包みしますね!」みたいな)

ところが、久々にファストフードを食べたからか、単に私が年を取ったからなのか知りませんが、食べた後で異様に胃がもたれ、気持ち悪くなりました。満腹感とは違う胃の重さに暫く悩まされました。慣れないものを食べるもんじゃありませんね。と言うわけで、夕ご飯は鶏挽肉とこんにゃくの味噌炒めを作りました。やっぱりこういう食事が一番おいしい。と、思うようになったのも年を取った証拠かも知れません。



2011年8月29日月曜日

まだまだ砂糖不足

以前書いた砂糖不足の話の続きですが、相変わらず品不足は続いているようです。売っている店にはそこそこコンスタントにある(種類は少ないですが)ものの、どんどん値上がりしているようです。私は砂糖不足が始まった頃から、見つけるだびにちょこちょこ買っていたので我が家ではまだ在庫がけっこうあるんです。

なのに今日、いつも買物するスーパーに行ったらちょうど砂糖を棚に並べているところに遭遇して、つい条件反射で2kgを2袋買ってしまいました。家に帰ってきて調べてみたら、我が家の砂糖在庫が10kgを超えていて、さすがにちょっと恥ずかしくなりました。災害時に買い占めしちゃう典型的な人間かもしれません、私。

ケニア人庶民が買物をするような小さな商店やキオスクでは、値上がりもしているけど、そもそも砂糖を置いてあるお店を見つけること自体難しいとのこと(ナニーさん談)なので、ナニーさんとメイドさんに1kgずつ持って帰ってもらうことにしました。これで買いだめの後ろめたい気持ちも少しは薄らぎました。ナニーさんとメイドさんは大喜びでした。

砂糖だけじゃなくて、ウガリの粉も、トマトも、いろいろ値上がっているようです。ナイロビのエクスパットにしてみれば、値上がりの幅は誤差の範囲程度なんですが、ケニア人庶民の生活はさらに圧迫されるんだろうなあ、と心配してしまいます。




2011年8月27日土曜日

メイドが壊すのはいつも大切な物

メイドさんを雇っているご家庭ではきっと心当たりがあると思いますが、「人間だから何か壊したりするのはしょうがないとしても、どうしてよりによっていつも大事な物を壊すんだろう」という普遍的疑問が存在します。

日本にいたときの家政婦さん(愛称”悦子”)の壊したものは、夫がベルリン留学時代に買ったランプ、夫が南アフリカで買ったオブジェ、夫が友人から貰った西アフリカの灰皿など。ケニアに来てからメイドさんが壊したものは、夫が東京在住の最後に買った一輪挿し(欠けただけですが)。どれも思い出深いもの、替えがきかないものです。

さて。

我が家の居間にある大きなペルシャカーペットは2、3ヶ月前に買ったもので、色や模様の繊細さが私の大のお気に入りでした。もしも離婚したらこれは私が貰う、とすでに話がついている程。

ところが

昨日のことです。メイドさんが、今にある大きな植物に水やりをしたとき、週末なので多めに水をあげたのか知りませんが、受け皿から水があふれてめめちゃん用の遊び場(布団)を濡らし、さらに私(達)の大事なカーペットまで濡れてしまいました。

同じ失敗を以前に2度も3度もやっているので、今回ばかりは少し強めに注意したら、メイドさんは”すみません”も言わずに「計量できる容器を買ってくれればちゃんとできるのに」と開き直っていました。①謝らない②責任逃れをする、と言うのが本当に典型的ケニア人ですね。

一夜明けてカーペットを見たら....!濡れた部分の染料が溶け出して白くあるべきところがうっすら赤くなってしまいました。心無しか赤い部分も本来の色身と違うような...。

夫とガッカリしつつ憤つつも、重い腰を上げてそのカーペットを買ったお店に相談にいくことにしました。お店で事情を説明したらクリーニングとリペアも承っているそうで

「カーペットを持って来てください。できるだけ早い方がいいです。」

というので家にカーペットを取りに戻りました。道は週末の暇人の車で大渋滞。めめちゃんはベビーシートがイヤで大泣き。戻ったら駐車場は満車で大混乱。地獄絵図です。

唯一の救いはそのカーペット屋のボスが非常に的確だったことです。あ、もちろんケニア人じゃありません。インド系かパキスタン系かな?「何とかなるように祈っていてください。最善を尽くします」と。私が「いくらくらいになりますか?」と聞いたら「良いカーペットを買った人間は値段は気にせずカーペットのことだけ気にしてください」と哲学的なことも言ってました。私は良いカーペットを所有するにはまだ器が小さすぎるようです。

木曜日にカーペットを取りに行くことになっていますが、どうなるんでしょうか...。大事なカーペットの行方が心配です。あと、もちろんクリーニング/リペア代金も。


画面上部に見えているのが件のカーペット

また赤ちゃん連れサファリ

先週末、日本から遊びに来ていた父とめめちゃんと夫とマサイマラへ行ってました。

今がちょうどヌーの川渡りで有名な移動の時期(セレンゲッティからやって来る)でマサイマラのホテルやロッジは随分前に予約で一杯になってました。とあるテントロッジにしか空きが見つからなかったのですが、そこは旅行代理店の人が強く薦めてくれたのでそれを信じることにして行ってきたんです。

...本当に、本当に、いいテントロッジでした。家庭的で、サービスがきめ細かくて、赤ちゃん連れだとわかるとサファリカーにチャイルドシートを用意してくれたり、ベビーバスも、ベビーベッドも貸していただきました。もちろん専任のナニーさんもいて、夕食の時にお世話になりました(が、めめちゃんはお気に召さずかなり泣いたようです)。ドライバーも経験豊富で人柄がよく、めめちゃんを息子と結婚させたいくらい可愛いと言って可愛がってくれツーショット写真も撮ってました。

ただ、マラ川までかなり遠く(だから空きがあったのですが)、今までゲームドライブは早朝からの2時間と、日の入りまでの2時間という短時間を一日2回しかやったことがなかったのですが、今回は早朝から夕方まで一日中というプログラムでした。そんなに長い時間めめちゃんは車の移動に耐えられるのか心配でしたが、手を付けられない程グズることもなく眠ければ眠り、遊びたければ遊び、本当に長時間オリコウにしていることができました。

窓の外にはヌーや象の群れが。でも熟睡。
結局、ヌーは川を渡らなかったのですが今までにないくらい沢山の動物を見ることができました。特に、昼間は休息する夜行性の肉食動物のグデグデした姿を間近でじっくり見ました。

窓のすぐ外でライオン達が昼寝中
赤ちゃんが大きくなればなるほど連れて行くのが大変になるので、気軽にサファリに行きたいとは思えませんが、またマサイマラに行くことになったらその時も今回のロッジにお世話になりたいと思いました。

2011年8月26日金曜日

ジラフセンターとビーズ工場

ナイロビの郊外にカレンと言う高級住宅街があります。ジラフセンターとカレンブリクセン博物館(またはレストラン)とカズリビーズファクトリーというコースが半日から一日のエクスカーションにぴったりなんです。

と言うわけで行ってきました。

まずはジラフセンター。
初めてめめちゃんを連れて来たときは生後一ヶ月半でした。その時は、キリンどころじゃなくてグウグウ寝てただけ。今回はキリンを認識してビックリして身じろぎひとつしませんでした。そのうち怖くて泣くようになるんだろうな〜。

この後、カレンブリクセン博物館に行く予定だったのですが、ドライバーの強い勧めでKAZURIの工場見学へ。KAZURIというのはケニア国内はもちろん、欧米にも進出している陶器ビーズのメーカーです。


グループ毎にガイドが付いて、原料の加工から製品仕上げまで案内しながら説明してくれます。これはジョン↓。いい人でした。
わざわざ説明を中断して写真用に笑顔を作るジョン

色彩が何とも言えずアフリカっぽいんです。
成形から色付けまで全て手作業です


こちらがビーズの保管場所。75%は輸出用とかで、こちらにあるものは輸出用に製品にしたものの余りだそうです。この余りを使って国内用に製品を作るのだとか。ちなみにファクトリーショップには輸出用のものもあります(国内向けよりも素敵)。
 


ガイドのジョンになぜかビーズの上に座らされるめめちゃん。この2秒後に大泣きしました。





アクセサリーも買いたかったのですが、めめちゃんを抱っこした時にいじられてしまうので諦め、同じ素材で作られた醤油とオリーブオイルを入れるのにちょうど良さそうなミニポットと、なぜかハンドベルを買いました。買って来たハンドベルを見て「これでメイドやらドライバーを呼びつける気?」と笑っていました。

この後、カレンブリクセンのレストランでランチを食べました。すぐに飽きてしまうめめちゃんをナニーさんとドライバーが代わる代わるに遊ばせてくれたおかげで私たちはゆっくり食べることが出来ました。人海戦術バンザイ。



2011年8月24日水曜日

未知との遭遇

初めて動物に興味を示しました
毎日の様に父とめめちゃんと(そしてナニーさんとドライバーも)出歩いています。今日は紅茶農園に行ってきました。めめちゃんは何故か大はしゃぎ。広い庭で遊んで、犬を追いかけて(逃げられ)、牛やアヒルを見て、森に散歩に行けばドライバーにおんぶしてもらって大喜びでした。1930年代に建てられた農園主のお宅でランチをご馳走になり、いただいた紅茶があまりに美味しかったので買ったら250gでたったの100円で父とびっくりしました。

最近のめめちゃんは、今まで好きだった食事も嫌がるようになり手を焼いていました。それもそのはず、自分で持って食べられるものが好きなようで、モンキーバナナ(小さいバナナ)を自分で食べるようになりました。パンは散らかっても片付けるのが楽なのでついパンばかり持たせてしまいますが、今日は直径2cmくらいのおにぎりを幾つも作って(海苔もちゃんと巻いて)あげたら器用に食べていました。かなりテキトーに離乳食を進めたズボラな私ですが、それでもめめちゃんはいつのまにか”歯茎でモグモグ”が出来るようになり、何でも一生懸命噛んで食べていて可愛いです。あ、まだ歯は生えていません。

明日は何をしようかな〜。


2011年8月18日木曜日

お客様ですよ

24時間かけて日本から私の父が遊びにきました。
もしもめめちゃんがいなかったら、ケニアまでひとりではるばる私と夫に会いに来なかったかもしれません。そう考えると、孫パワーの強さをひしひしと感じます。そして、初めてめめちゃんを目にした瞬間から「可愛い」を連発して、はるばる来た甲斐があったなあ、とまだ着いたばかりなのに総括みたいなことを口走る父。この調子じゃ、目の前でライオンが狩りをしていようと、ヌーがマラ川を渡っていようとめめちゃんしか目に入らないんじゃないかと心配してしまいます。旅のハイライトはまだまだこれからですよ!

でも、めめちゃんは9ヶ月の赤ちゃんらしく人見知り全開で、抱っこされると泣き、眠かったりして機嫌が悪いと目も合せず、なかなか手強いです。滞在中にめめちゃんが抱っこさせてくれるように頑張ろうと父は決意を新たにしたようです。

日本からの救援物資もいっぱい貰いました。青のり、ひじき、あおさ等、全てめめちゃんの離乳食に使います。何とか新しい食材でてこ入れを図りたいものです。



2011年8月15日月曜日

今が一番楽な時期

ケニアは平日ですが夫の職場は公休です。
なのに、めめちゃんは今日も5時起き...。何とか押さえつけて(私が半分寝ながら)授乳しても6時前にはベッドの上で元気よく遊び出してしまい、私の顔を台にしてつかまり立ちをし(痛い)、宇宙語で奇声を発し...しかたなく夫がめめちゃんを連れ出して居間で遊び相手に(私はタヌキ寝入り)。でも7時前にはやっぱり眠いと機嫌が悪くなりベッドに戻ってきたので3人でしばし二度寝するも、あっさりバッテリーチャージが終って7時半前にはまた大騒ぎするめめちゃん。今度は私が一緒に起きて、オムツ替えと着替えを済ませ、少し一緒に遊んだ後、おんぶしながら離乳食作り開始。そして、出来上がる頃にはおんぶでグウグウ寝息を立てています...。起きる気配なし。
嗚呼。

それはそうと、仲の良いドイツの友達が3歳になった娘の写真を送ってきてくれました。もう幼稚園に行くそうです。私はこの女の子がまだ一才になる前に初めて会ったのですが、その頃の面影なんて全然ないくらいに大きくなっていました。よその子をみると子供の成長は早いと実感しますね。

そう思うと、”めめちゃんの早起きに振り回される新米パパママ”という図もいつか懐かしく思い出して笑ったりするようになるんでしょうか。あるいは、あの頃は早起きないい子だったと思いながら、遅刻しそうなのになかなか起きないめめちゃんを叩き起こしたりするんでしょうか。

まだめめちゃんが生後2、3ヶ月の頃、近所の韓国人の奥様に「育児のコツは、『今が一番楽』って思いながら育てることかしら〜」と言われたことがありました。

 ...頑張ります

2011年8月13日土曜日

早寝早起きなめめちゃん

今日も(早)朝から元気に遊んでいます。
離乳食が一日三回になり、日中は活発に遊ぶので夜は(ついに!)一度も目が覚めることなく通して眠るようになりました。19時半に寝るときも殆ど泣きません。..ただ...朝が早いんです。5時頃に目を覚まして、授乳で何とか一時間程ウトウトさせても6時に起床です。
だらだら二度寝して気がついたら10時とかいう週末はもうしばらくは来ないのでしょうか。せめて8時くらいまで寝てみたいです。


2011年8月12日金曜日

まだエコー検診を一度も受けていない

日本は猛暑が続いているそうですが、ナイロビは今日も肌寒く、曇りに時々雨が落ちる天気です。毎日毎日これだと憂鬱ですが、日本から来たら暑さに一息つけていいんじゃないかなあ、と思います。

さて、うちのドライバーMはいつのまにか結婚して、いつのまにか奥様が妊娠したんです。妊娠がわかったのは、約2ヶ月程前だったような記憶があります。予定日は来年の一月とか。ところが、未だに一度もエコー検診を受けていないらしくて、夫がエコーの費用を出してあげようか迷っていました。最後のエコーを受けてから一年も経っていないのに、いくらだったのかすっかり忘れてしまいましたが、5000円しなかったような記憶があります。でも、ケニアの一般庶民には高い金額ですね。ケニアでは妊娠全期間においてエコーは6週間おきが基本ですが、それでも健康保険に入っていなければかなりの負担。
とは言え、エコーを受けてないのはやっぱり心配です。夫がもしも援助してあげたら、その次は私が援助しようかなあ、とも考えています。

ドライバーMは本当に子供が大好きらしく、めめちゃんといつも遊んでくれます。今日は階段の踊り場で一緒にハイハイしてました。近所の友達にも「あれはドライバーじゃなくて第二のナニーだ」と驚かれるくらい。だから、ドライバーMに元気な赤ちゃんが産まれてくるように願わずにはいられません。

2011年8月11日木曜日

デジャヴ?!

毎日の様に修理人とケアテーカーが来て、水漏れ箇所を突き止めようとしていて、今日やっと「わかりました!」と言ってゴソゴソと修理をして満足げに帰って行きました。が、その数時間後、ウチの下の住人がやってきて「まだ水漏れしてるんだけど、今お風呂に入ってた?」と。バスルームで水を全く使ってないのにどうして水漏れするんでしょ...。二人で首をかしげてしまいました。

そして、それから少ししてめめちゃんをお風呂に入れて、バスタブの栓を抜いたら排水がパイプに流れずに排水溝から溢れ出てきてしまいました。慌てて半分栓をして少しずつ流しましたが、水漏れも直ってないのに、今まで問題がなかったウチに今度は水詰りが人為的に発生してしまいました。

怒るよりも先に、去年とまさに同じ展開で思わず笑ってしまいました。

デジャヴというか、歴史は繰り返すというか、本当にケニアって...。

2011年8月9日火曜日

今日から子供禁止

ナイロビから週末の旅行にちょうどいいエレメンタイタという湖があります。
その湖畔にセレナが豪華テントロッジをオープンしました。セレナと言うアガ・カーン系列、東アフリカから中東にかけていくつもあるリゾートホテルです。私の友人がそのロッジに赤ちゃん連れで行ってなかなか良かったと話していたので私たちもこの週末に行くはずでした。

ところが、昨晩夫が「旅行会社の人から電話があって、あのセレナのロッジは今日から7歳以下の子供連れでは宿泊できなくなったんだって...」との悪いニュースが。何でも、テントとテントがかなり隣接していて、夜中に子供が騒ぐ声に子連れじゃない客からかなりのクレームがあったとか。薦めてくれた友達に話したら、「でもあのロッジ、ベビーベッドもベビーバスもあったのに!」と驚いていました。夜な夜な騒ぐのはめめちゃんみたいな赤ちゃんと言うよりも、もうちょっと大きい子供だったんでしょうけど、残念です!

でも「子供禁止」という宿泊施設と言うのは結構あるんですよね。子供がいると子供を連れて行けないと意味がありませんが、子供がいない人が「こんなところに子供を連れて来るな」と思う気持ちもわからないではありません。私もそうでしたから...。

その湖のロッジはどこも予約で一杯。夏休みだし、直近の週末(しかも3連休)だからしょうがないですね。代替案はあるのですが、少し遠くなります。もうすぐマサイマラにも行くし、今めめちゃんが疲れて体調を悪くしても困るので今週末はナイロビにいることにしました。それにしても残念〜!!


残念なお話のお口直しに「布の箱の中に入ったオモチャを取りたいめめちゃんのジレンマ」をご覧ください。





おいしい離乳食のレシピ

離乳食のレシピには「その食材とこの食材を合わせるの?」と大人の食べ物からすると考えられないものが多いし、BFを使うことも多く、そんな便利な物が手に入らないケニアではあまり作りたいと思うものはありません。

でも唯一よく使っているのが『母乳と手づくり離乳食』に載っているレシピです。結構早い時期から調味料と牛乳を使うのですが、そこは適宜調整しています。(めめちゃんの小児科の先生は12ヶ月までは塩も砂糖も食べさせないという指導をしています。)でも、調味料を使わなくてもこのレシピで作るととても美味しいです。めめちゃんもこれならちゃんと食べるんです。

今日は、ごはんや鶏ひき肉、野菜をトマトジュースで煮込むリゾット風を作りました。これは離乳食後期のレシピで、まだちょっと早いかな?と心配しましたが、パクパクと大喜びで食べました。ご飯40gを1カップの水分で煮るので出来上がりはかなりの量になりましたが、ほぼ完食でした。

離乳食がなかなか進まない、といつも思っていますが、振り返って初期の頃を思い出すと、本当にトロトロのものを少量しか食べなかったので、やっぱりいつの間にか食べれるようになるものなんですね。

明日は何を作ろうかな〜。





2011年8月8日月曜日

寒いんです、ナイロビ

今が一番寒い時期に当たるナイロビ。日本やヨーロッパの冬に比べればまだまだ温暖ですが、それでもアフリカというイメージからはかなりかけ離れた肌寒さ。そして、毎日曇っていて憂鬱な天気です。東京でいうと10月半ばくらい?11月初旬くらい?
その証拠に、めめちゃんの今日のいでたちをご覧ください。長袖シャツ、コーデュロイハーフパンツ、靴下にレッグウォーマー。長らく靴下を履かせる習慣が身についていなかった私ですら朝の着替えから忘れずに靴下を履かせるようになったくらいです。

この時期にナイロビにいらっしゃる際には羽織物をお忘れなく。

9ヶ月です

無事に9ヶ月を迎えました。

8ヶ月で出来るようになったことのおさらいです。

ストローが使えるようになった
ベッドで立ち上がるようになった
ハイハイからお座りができるようになった
立った姿勢からお座りができるようになった
つかまり立ちをしながら足下の物を拾える
両手を打ち合わせてパチパチするようになった
バイバイやハーイと言うと手を上げるようになった
ダーダ、パパ、ココ、ナナなどおしゃべりが盛んになった
本棚から本を取り出して遊ぶようになってしまった
頻繁に会う人のことをちゃんと認識している模様
など

でも、この月で一番大きな出来事は後半に入ったあたりから
寝付きが非常に良くなったことです。ベッドに置くと寝返りをして
うつ伏せになってそのまま寝てしまいます。ここ2週間程で泣かれたのは
一度だけ。夜中も目が覚めることが一度はありますが、以前のように
添い寝添い乳をしないと再び眠れない、ということはありません。
よく眠れるようになったからか目が覚めるのも5時半と、なかなか
早起きですが...。

離乳食は...あの手この手でやっと食べさせている感じです。
好きなもの(バナナとか)はパクパク食べるので、めめちゃんの問題と言うより
私の研究不足ということでしょうか。あ、先日ナニーさんがいなくて離乳食を
作る時間がなかったとき、瓶のベビーフード(チーズ風味パスタ野菜入り)を
食べさせたらいつもより食いつきが良かったんです...。とほほ〜。

今週は予防接種が予定されているので、その時に身長体重も測ってきます。

何はともあれ、活発で健康でいつもニコニコ。本当にいい子です。

2011年8月7日日曜日

ベビーラップいろいろ

didymosのおかげでなかなか快適なおんぶ生活をしています。didymosは歴史も長く、既にこういうラップタイプのデフォルトと言える存在ですが、実はいろんなブランドがあるんです。

例えば、Girasol。ドイツのメーカーです(製造国不明)。特にこのオランダのサイト限定で紹介されているAMITONAシリーズの色使いが美しい〜。日本にも送ってくれる上、免税扱いになるので、送料を入れてもEU内で買うのと大差ない金額になります。

そして見つけたダークホースがellevill。こういうタイプのベビーキャリアって、どちらかというとナチュラル派なママ達が使うイメージがありますが、ここのブランドはベビーラップを使ってもここまでシックにスタイリッシュになれるという独自の戦略らしく、サイトのモデルさんも写真も本当に綺麗!さすがノルウェー、と思わせる垢抜けたセンス(製造はインド)。でも、なかなかいいお値段です。物価の高い国はベビーラップも高いということですね。

他にもいろいろなブランドがあります。主にヨーロッパのブランドが多いような気がするんですが、それだけ需要があるということなのでしょうか?ナイロビでは外出は車を使うので、巻き直しが面倒なベビーラップは使いにくく、専ら家事の時や敷地内の散歩の時に使っています。歩いて買物に行ったりできる日本やヨーロッパにいたらもっとラップが活躍したのかと思うと少し残念な気もします。

ご近所ランチパーティ

ご近所さんにランチに招待されました。圧巻です、生春巻きと揚げ春巻きの山!他には麺類もあり、パパイヤサラダもあり、クリームコロッケもあり。私はデザートの担当だったので、金曜日は一日中あれこれ作っていました。

チーズケーキ
ルバーブムース
アルザス風リンゴタルト
オレンジとチョコレートのケーキ
ヨーグルトゼリー
(写真は撮りませんでした。)

今朝起きたら腕が筋肉痛で不思議に思ったのですが、お菓子作りの泡立てによるものだと判明しました。それだけ頑張りました。

暫くは水分も採れないくらいお腹一杯食べたのに、余ったものは各々がタッパーに入れてお持ち帰りしました。あんなに作ったデザートも結局全部なくなって、持って帰って来たのはお皿だけ。お菓子を作るのは大好きなのですが、夫婦二人では食べきれないので、こんなふうにみんなで食べられる機会があるとやっぱり作りがいがあって楽しいですね〜。

美味しいくいただいて、楽しいおしゃべりをして、いい時間でした。

2011年8月6日土曜日

時が止まったような国

去年、この家に引っ越してから程なくして、うちの下の階のバスルームに水が漏れるとかで、我が家の浴室が修理と言う名のもとに滅茶苦茶にされた出来事がありました。覚えていらっしゃるでしょうか。こちらでご確認ください。

懐かしいですね。

と、思ったら最近になってまた水漏れしているみたいです。去年と同じ恰幅のいい愛想の悪い男(工事会社のボス)がやってきて、ああでもないこうでもないと話し合っています。どうやらどこから水漏れがしているのかわからない模様。

漏れた水は下の階の浴室のボール型の電球カバーに溜まるらしく、ショートや感電が怖いので、電気をつけずに浴室を使っているとのこと。管理会社のケニア人女性(クセモノ)に階下の住人が文句を言いに行ったら

「こっちはその浴室の修理にもう○○○○シリングも使っているんですよ!」

と逆に怒られてしまったとか。修理しても直らないんだから工事会社に怒ればいいのに。

お友達に「去年直したはずなのにまた水漏れでね...」と説明したら、耐久年数が一年だったんだね、と言われて思わず笑ってしまいました。

いろいろなことが遅々として進まない国です。気候もあまり変化がないので、のんべんだらりと時が止まっているような気分にすらなります。そんな中で、日々成長するめめちゃんを見ることで、時間の経過をしみじみ実感しています。もうすぐ9ヶ月になります。早い!

2011年8月3日水曜日

日本に乾杯

ネットで買物をしてフランスに送るとケニアに持ってきてもらえることになり、ヨーロッパのサイトをいろいろ物色をしています。カードで支払いをしようと思ったら、クレジットカードのパスワード(暗証番号ではなくてネット用のパスワードを設定したらしい)を何回も間違って入力してカードがブロックされてしまいました。

がーん。

しょうがないのでスカイプからカード会社に電話して助けてもらうことにしました。

フガフガと事情を説明したら、電話口の担当の方が本当に親切で感激、感動、恐縮してしまいました。外国から電話していると知ったら「通話が長くなるかもしれませんので、こちらからかけ直しましょうか」と。親切すぎる...。大丈夫です大丈夫ですと恐縮しきりでした、私。こちらが、しどろもどろで状況を説明している間にすでにシステムでどういう操作がなされたのか確認して、瞬時に対応を考えてくれて、それ以外にも住所の変更についてとか、丁寧に対応してくださって、最後には「○○がお受けいたしました」と丁寧に名乗ってくださいました。日本にいる時はマニュアルに沿った杓子定規な対応でムカっとしたりしましたが、マニュアルがあるだけ素晴らしいことだと、ケニアに住んだ今になって気がつきました。

しかも待ち時間0分!オペレーターに繋がるまで15分待たされた末に回線が切れるとか「お客様の待ち時間は90秒です」とアナウンスが5分間に渡って繰り返されるどこかの国とは大違い。

大変癒されました。ケニアのサービスに気持ちが殺伐としたらまた電話しちゃうかも、というくらい。



2011年8月2日火曜日

ケニアに完敗

今回は完敗です...。

乗り換えようと思っていたインターネットプロバイダーZ、いつになっても工事にきません。電話をしても通じません。やっと通じたと思ったら

「そちらに伺ったんですが(ケーブルを通さなくちゃいけない)下の階の人がいなかったので退散しました。今、下の階の人がいればこれから向かいますが」

と言われ、アポ無しで平日の午後にのこのこ訪ねて行っているわけないじゃないですか、と怒鳴る私。本当に埒があかない。ここ数日、このストレスでイライラげんなりしっぱなし。契約前は毎日のように電話してきたフレンドリーだったセールス担当も携帯電話の電源を切って、クレーム無視作戦に出た模様です。

私の携帯電話の履歴に、Z社のカスタマーサービスの電話回数が30回を超えているのを見たとき、何だか馬鹿馬鹿しくなって、夫に

「もう忘れよう。なかったことにしよう」

と思わず言ってしまいました。そのくらい疲れたんです。今のネット回線は固定電話回線がなければ通じないのですが、アパート全体で固定電話の契約を切るのでもうすぐ使えなくなります。でも3Gスティックがあれば取り合えずネットには繋げるからそれでいいかな、と...。Z社に払った4000Kshは無駄になるとしても、今のプロバイダーからは何だか嬉しい手違いが連続していて、毎月マイナス1Kshの領収書をここ4ヶ月くらい貰っていて一銭も払っていないので全体的に見ると得したことになるし。何より、精神衛生上これ以上無駄なストレスは貯めたくありません。

もっと楽しいことを考えて、楽しい会話をして暮らしたいです。

2011年8月1日月曜日

パパって呼んだ?

めめちゃんが「パパ」と言ったと目を潤ませて大騒ぎの夫。

夫が持っているフランスの有名な育児書によると、「パパ」とか「ママ」という音が「父親」や「母親」をもともと指したわけではなく、赤ちゃんが発する「パパ」とか「ママ」という音に大人が「父親」や「母親」と言う意味を後づけしたそうです。例えば「パパ」と言うと周りの大人、特に男(父親)が喜ぶので、その人を見ると「パパ」と言うようになり、そうすることによって自分に注意が向くことを学んで行くそうです。それは「ママ」でもしかり。頭いいですね、赤ちゃんって。

そう言えば、世界各国の言葉にはパパ、ママ以外の赤ちゃんの喃語が「父親」なり「母親」なりを指す言葉が結構あります。例えば、スワヒリ語では「ババ」はお父さん、アラブア語では「アブ」がお父さん、とか。

日本でも、パパママと呼ばせる家が増えてきているようですが、私はあくまでも「お母さん」と呼んで欲しいので、家庭内では「パパとお母さん」で統一しています。さすがに”お母さん”と言うのは赤ちゃんには難しいので、早く呼んでもらえるようになるとは思いませんが、パパと呼ばれて(意味が分かって言っているとは思えませんが)感激にうち震えている夫を見るとやっぱりうらやましいです。