2011年7月12日火曜日

砂糖不足だって

我が家ではドライバーとナニーさんとメイドさんに、朝食と昼食を提供しています。夫はやや不満というか解せないようですが、裏でコソコソ食べられたり盗まれたりするくらいなら、最初から食べていいと決めた方が楽だし、それが彼らのモチベーションに繋がるなら別にいいんじゃないかなーというのが私のスタンスです。でも、牛乳をドボドボ、砂糖をドッサリ使われてチャイ(ミルクティー)を作られるのを目の当たりにすると、やっぱりどこかでムッとしてしまうわけです。他人に使われてムッとするんだから、自分で作ればいいんだ、とある時気がついて、それ以来砂糖がターップリ入った甘いチャイを作るのは私の役目になりました。

そして今日、買物の時に砂糖も買うつもりでいました。砂糖売り場に行ってみてビックリ。殆ど商品がありません。粉砂糖とか、グラニュー糖なんかはあるんですが、一番一般的なキビ砂糖はいつもいろんなメーカーの商品があるのに、今日は一つのメーカーのものしか置いてありません。棚には張り紙がしてあって「砂糖不足につき一名につき2袋まで」とのこと。砂糖不足?!聞いたことがありません。ビックリして本当は一袋でよかったのに慌てて二袋買ってきました。

友達に聞いたら、誰もそんな話は知らず。あのスーパーだけの砂糖不足だったの?と思わずにはいられないくらい。ドライバーは、そう言えば砂糖の値段が上がった、と言ってましたが。

ナイロビにいるとあまり感じませんが、東アフリカでは過去60年で最悪の干ばつに襲われています。この砂糖不足も干ばつが関係しているのでしょうか?食料品が多少値上がりしても、ナイロビの駐在員にとっては「むかつくな〜」程度で済みますが、ケニアの庶民には正に死活問題になってきます。これ以上、何を切り詰めて食費に回せるんでしょう。あるいは、食費の出費が増えて子供の学費が払えなくなるかもしれません。さすがに、我が家で働いていないときのことまでは面倒みれませんが、せめて就業時間中くらいは充分に食べて、元気に働けるサポートをしたいと思います。

2 件のコメント:

  1. ごぶさたしてます、あつしです。かなり興味深い内容なのでコメントさせてもらいます。昨年からアイスランドや日本の火山の活動により、地球の天候がかなり不順になっていますね。今から約220年前に同じパターンで凶作が続き、フランス革命の原因となったのですが、今年から来年も動乱の年になるかも(なっているかも)しれませんね……

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  2. >あつしさん
    こちらこそご無沙汰してます。
    国境を接しているソマリアの食料事情はさらに悪いようですが、ケニアも今年に入ってからの天候不順(雨不足)による食料不足やガソリンの高騰、電力不足などで一般市民の生活はかなり厳しくなっているんじゃないかと思います。そんな中で来年の夏には大統領選挙が予定されています。暴動が起きるかもしれないので、その時期はケニア国外に脱出します...。

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