2011年5月31日火曜日

カンフーの達人

「五分五分だと思う」と夫。
「五分五分より可能性低いと思う」と私。

果たして銀行のカードが戻って来るか、可能性の大きさを考えながら銀行の窓口で順番を待つこと10分。

「今日の午後ここに、ATMに吸い込まれた銀行カードを取りにくるように言われたんですけど」

と説明すると、きょとんとした担当の女性は「で、お客さん自身はどこの支店に口座をお持ちなんですか?」と聞き、「カードはこの銀行のカードじゃなくて、ATMがここの銀行ので...」と答えるとますます困惑した顔になってしまいました。あーあ、ダメだこりゃ。と思う私。夫が身分証明証を渡して、少しの間その女性はあちこちのファイルや引き出しや袋を探したら、見覚えのある黒とブルーのカードが!受け取りにサインをして無事カードを救出しました。あー、よかった。


後日談ですが、普段はATMの側にAK47(カラシニコフ)を持った軍服の人達が見張っているのですが私がATMを蹴っ飛ばしてアラームがけたたましくなったとき彼らは駆けつけてきませんでした。何でも、少し離れたところにいてアラームを聞いて、何事かと言うことになったのですが、軍服のひとりが「今あっちに行かない方がいいぞ。ATMの前でアジア人が怒り狂ってる。もしかしたらカンフーの達人かもしれない」と言って軍服のみんなで笑っていたそうです。夫がその話をドライバーから聞いてまた大笑い。「もしかしてドライバーも軍服と一緒に笑ったの?」と夫に聞いたら「いや、笑ったと言うよりむしろ大爆笑したらしいよ」とのこと...。昨日は夫にずっと”カンフーちゃん”と呼ばれていました。ドライバー仕返しに朝ごはんに出しているミルクティーにわざと砂糖を入れ忘れて、素知らぬ顔をしていました。

取り合えず、一件落着です。

さわやかな驚き

日本人(私)にとっていつまでも難しいのが外国語の桁の大きい数字。”十五万”じゃなくて”百五十千と”か。さらっと言われると混乱してしまいます。

そして、またやってしまいました。

めめちゃんの部屋のカーテンをインテリアアドヴァイザーのポールに仕立てをお願いしてたんですが、1日遅れで今日ポールの同僚が届けに来てくれました。私はてっきり15000Kshだと思ってお金を用意していたのですが、実は!1500kshでした。これは聞き間違いと言うよりもむしろ、カーテン仕立てたんだから当然?15000円くらいかなーと思い込んでいたのが原因ですね。1500ksh(1500円くらい)にむしろビックリ。

15000ksh渡して同僚が帰ってからポールから「貰い過ぎだ」と電話がかかってきました。それですぐに同僚が「正直に返しに来たよ」と戻ってきました。でもやっぱり1500kshは安すぎるような気がしたので多めに渡して一件落着。

しかし、そんなケニア人もいるんですね。うちのドライバーですら小銭をちょろまかしていそうな感じがするのに!

さわやかな驚きです。うちにあるカーテンは引っ越す時に、クッションカバーにしてもらおうと思っていたので、この正直なポールにまたお願いしようと心に決めたのでした。

うーん。何か今日はいいことがありそうな予感!例えば、銀行のキャッシュカードが無事に戻って来るとかね。

2011年5月30日月曜日

怒り過ぎて死ぬかと思った話

出産前のカーテン事件以来の怒り炸裂でした。

月曜日は買物リストを作ってまとまった買物をするのと、月末でメイドさんとナニーさんの給料日だし、カーテン職人ポールに代金も払うので、大金(?)を引き出しに銀行のATMへ。口座のある銀行のATMは故障中だったので、隣り合った別の銀行のATMにカードを入れたところ...カードが吸い込まれ、何事もなかったように、うんともすんとも言わず。キャンセル押してもエンター押してもダメ。

やられました。

絶望的な気持ちで、画面に表示してある電話番号に電話してみたら呑気な女が担当で「お名前なんですか?」とか「名前のスペルを教えてください」とか言うので怒って「名前のスペルなんてどうでもいいから早くカードを返せ」と怒鳴る私。「(ATMを開ける)チームがいつそこへ行くかわからない。ATMを開けたからと言ってその場でカードは返せないので明日銀行の支店に取りに来てくださーい」とか。明日じゃなくて私は今日今すぐカードが必要なんですけど!と怒って思わずATMを蹴っ飛ばしたらもちろんピロピロとアラームがけたたましくなる始末。誰も来ませんでしたけどね。

折り返し電話しまーす、と言うので一旦電話を切って夫に電話してアワアワ説明したら少し落ち着いたので、ドライバーをATMの側に残してカーペット屋に向かい、小切手でカーペットを購入。あんなにギャンギャン怒っていたのに、五分後にご満悦顔でカーペットを買ってきた私に面食らうドライバー。さらにお財布に入っていたお金で必要最低限の買物もできました。

すると、折り返し電話が。「明日の午後に○○地区にある支店に来てください」とのこと。「こっちに非があってカードが呑み込まれたわけじゃないのに、どうして私が行かなくちゃいけないの?普通そっちが届けにくるはずでしょ。」とかなりのクレーマーになる私。「あんたの銀行のATMは理由もなくクレジットカードを呑み込むわけ?どんな銀行なの?まっとうな商売じゃないでしょ。」とか「私の週の始まりをよくも台無しにしてくれたわね。」とネチネチしつこく文句を言って電話終了。夫に再び電話して「怒り過ぎて血管切れて死ぬかと思った」と言ったら「めめちゃんはまだおっぱい必要だから死なないで」との談。ごもっともです。

帰ろうとした時にやっとATMの前にセキュリティ会社のトラックが止まっていて、私のことに気がついて

「アナタ サッキATMケッタデショ。 ダメダヨー。 ケイサツキチャウヨ!」

と怒られるも

「だってさー、カードがさー...」

と言い逃れ。しかし、セキュリティ会社の人達も3分くらいで到着しないと...。わたしが本当のATM強盗だったら楽々逃げる時間ありましたよ。

「アナタ ナマエハ ナンナノ」

とまた名前を聞かれ

「Beniです。わたしブラックリストに載るのかしら〜」

と言ったら、警備員も

「アハハハ〜」

と大笑い。相手の呑気さに怒り狂うことも、何となく救われることもあるわけで。


怒り過ぎてヘロヘロになって帰って来たら、メイドさんに抱っこされためめちゃんがニコニコして待ってました。あー、怒り過ぎで死ななくて良かった。


しかし、明日クレジットカードを取り返すことはできるのかしら....。やや不安。

ペルシャ絨毯、再び。

昨晩は6分泣いて寝ためめちゃん。2時か3時に授乳して(寝ぼけてて何時だったか覚えていない)4時に一度泣いたときは夫が様子を見に行って(私は眠くて聞こえないフリして狸寝入り)結局7時まで寝ました。今日は3分泣いて寝ました。今日はベッドに置く直前まで機嫌が良くて、私が膝に抱えて夫が絵本を読んでいるときも大人しく聞いてました。偉い!偉い!

いつも行くショッピングモールに新館が出来たので夫とめめちゃんと行ってきました。人気のあった寿司とレバノン料理のレストランも移転してくるし、噂ではケニア初のケンタッキーが入るとか。でも新館のテナントは半分以上開店していませんでした。でも私たちの今日のお目当ては、寿司でもフライドチキンでもフローズンヨーグルト(美味しい!)でもなく、ペルシャ絨毯〜。ここに引っ越した時に2枚買ったのにまだ買うの?と言う感じですが...。狭い店内で色々広げて見せてもらいました。素人が見てもこれは良い仕事してる、と思うようなのはン十万円もして手が出ず、でも好きな色味のちょうどいい大きさのを2枚見つけました。しかし、開店間もないため、クレジットカードの読み取りが出来ないとかで後日小切手で支払うことにしてカーペットはそれまでおとり置きです。

このモールは他のオシャレなモールに比べて規模が小さくてイマイチな感じが否めませんでしたが、新館のオープンで人気を盛り返しそうです。何しろ、最近のナイロビにしては珍しく駐車がタダというのが魅力です。暇過ぎて一日二回いっちゃうこともあるくらいです。


2011年5月28日土曜日

10mのキコイ、その後。

昨夜のめめちゃん。19時45分頃ベッドへ。7分+10分泣いて、次の10分の間に眠りにつきました。3時に眠ったままおっぱいのんで7時前まで一度も泣かずに寝続けました。目が覚めると「もう眠くないからここから出して!」と泣いて、夫が私たちのベッドに連れてきます。そうするとご機嫌で寝返ったり足をバタバタさせています。これが自分の生活サイクルだと身体で覚えてくれますように☆

めめちゃんが頑張ってくれたおかげで夜に時間ができるようになったので(平日の昼間も一応暇なんですけどね...)この時間を無駄にしないように、フランス語とか洋裁とかまた頑張ろうと思っています。

フランスに発つ前に買った10mのキコイですが...めめちゃんの部屋のカーテンを縫おうと思っていたものの...中三日で仕上げてくれる自称インテリアアドヴァイザーのポールという人を紹介されたので、外注に出してしまいました。し、しかも近所のインテリアショップでカーテン用生地もまた買って。やはり専用の生地だと厚みがあって透けにくくていいかな...とか思って...。嗚呼、10mもあるキコイ、どうしましょ。せっかくベビーベッドで寝るようになったので、シーツ、布団カバー、枕カバーでも縫ってあげたいのですが、また計画倒れになりそう。どうも私はちゃんとした型紙がないと縫う気になれないたちのようです。


2011年5月27日金曜日

ネントレ三日目

三日頑張れば変化あり、という噂のネントレですが...。

19時45分頃お風呂から上がっためめちゃんを、いいタイミングで帰って来た夫が絵本の読み聞かせをしてからおやすみなさいをしたいというので、私はその場を離れました。が、読み聞かせの時点で泣くめめちゃん。私じゃないと嫌だったのかしら。二日目にあまり泣かなかったので三日目はもっと泣かないんじゃないかと思ったら、どうしてどうして、泣くわ泣くわ。あまりの泣きように一瞬ひるむ夫と私。思わず一番泣き声が聞こえにくいキッチンに避難しました。最初の7分でなだめに行ったときは悶え動いて、ベッドの中で90度移動してました。次の10分でなだめに行ったら、背中をさすられて少し落ち着いた模様。次の10分が経過する前に泣き声が聞こえなくなりました。ホッ。

そして、22時30分前にフンギャアと泣きましたが、7分経過するのを待っていたら6分目辺りで再び眠れた様子だったので家族3人で22時30分に就寝。

次に私が目を覚ましたのは3時でした。めめちゃんの部屋からはウンともスンとも音はしません。このまま寝かせておけばよかったのですが、あまりにおっぱいが張るので4時頃にぐうぐう寝るめめちゃんを抱きかかえて授乳をしたら夢うつつのままグビグビ飲んでくれて、ベッドに置いてちょっとモソモソしましたがまたすぐに寝ました。結局そのまま6時半まで。

たっぷりぐっすり寝たおかげか、めめちゃんのご機嫌も大変良くて、以前は朝起きてからも寝たりないのか愚図ったりして、離乳食の時間も食べるよりもおっぱいを飲みながらウトウトしたいと大騒ぎをしました。今日は食欲もあって、普段この時期の一人前を半分くらいしか食べないのに、しっかり全部食べました。

よくよく思い返すと、出産以来こんなに続けて寝た(4時間半)のは初めてかも知れません。いつも朦朧としながらもめめちゃんを気にしておっぱいをあげたり、最近ではめめちゃんに蹴られたりしてましたから。そして、めめちゃんも誕生以来こんなにしっかり寝れたのは初めてだったのではないでしょうか。

小児科の先生に「泣かせっぱなしにするのは可哀想で...」と話したら、先生は「しっかりした睡眠を取れない赤ちゃんはもっと可哀想だと思いますけどね」と言われたんです。その意味が今日やっとわかった気がします。

思わぬところに落とし穴があったらどうしようとドキドキですが、これからはめめちゃんの睡眠を最優先に生活を組み立てていこうと思います。

2011年5月26日木曜日

ネントレ二日目

さて。ネントレ二日目ですが、ここに来て夫婦でひいた風邪が悪化して、微熱、頭痛、くしゃみ、鼻水、喉の痛み、悪寒、などに襲われています。めめちゃんにうつさないためにも寝る時くらい離れるのは正解かも。

ちょっと早めにお風呂に入ってしまったため、19時半にはベッドへ。最初は泣きましたが初日のようなギャンギャンという感じではなくて、フエッフエッという感じの泣き方。最初の5分が過ぎて2分間側に行って次に7分待っている間に何と寝てしまったようです。こんなにあっさり!

21時頃に夫が帰って来て、めめちゃんのことがどうしても見たくて、うっかり起こしてしまったときも、5分+7分で再び寝入りました。それ以降も、何度か泣いたのですが、ほとんどは一回だけそばにいけばすんなりと寝ました。課題(?)は、明け方に一回授乳があることと、6時に目を覚ましためめちゃんを結局8時まで添い寝、添い乳してしまうこと。(私が6時に起きたくないので...。)あと、本来ならお昼寝も決まった時間に同じようにネントレするらしいのですが、ナニーさんにめめちゃんを預けるとそれができないこと。

でも、一才過ぎと、二歳前の赤ちゃんのいるお母さん達(日本人)に聞いたら、まだ添い寝も添い乳もしているとのこと。日本は小児科の先生に咎められたりしないのかな?本当に、子育ては文化だと思います。夫との間にそんなに文化的なギャップを感じたことはなかったのですが、子育てに関してはかなりギャップを感じることも多いです。

さて、三日目はどうなることやら。

2011年5月25日水曜日

ネントレ一日目

①睡眠時間を決めて毎日同じ時間に布団につかせる
②寝る前の10分は絵本を読んだり歌を歌ったりして遊ぶ
③時間になったら布団に寝かせおやすみのあいさつをしながら2分程そばにいて安心させ、寝ていなくても2分経ったら側を離れる。
④泣き出したら3分間は離れておく。3分したら側に行ってまた離れる。
⑤以降眠るまで④を繰り返す。離れている時間は5分7分10分と時間を長くして10分以上は長くしない。
二日目は5分からスタートし、三日目以降は7分からスタート。

と言うのがネントレの方法です。さて、初日のめめちゃんは...

20時にベッドに寝かせて21時に眠りました。2、3時間は覚悟していたのですが案外すんなり寝たというのが感想です。添い寝をしても寝付くまでに一時間かかるのはざらですから。一時間ずっと泣きっぱなしだったわけではなくて、最後の20分くらいはウトウトとグズグズを繰り返していました。深夜2時過ぎに泣きながら起きて、本来なら抱っこも授乳もいけないのですが、19時過ぎに授乳をしたきりだったので、さすがに本当にお腹が空いたんだろうと思って授乳をしてまたすぐベッドに寝かせました。今度は、3分、5分、7分の時には目は覚めていたようですが泣いてなかったのでそばには行かず、一回目の10分が終わった時に一度様子を見に行ったら、そのあと寝付きました。その時点(午前3時)から6時まで起きませんでした。

初日にしてはなかなかじゃないかしら、と思うものの、私の方が緊張して寝息や物音に耳をそばだててほぼ一睡も出来ず。6時に一度めめちゃんが起きてから、ソファで添い寝添い乳をしてしまいました。

めめちゃんが隣にいた方がよく寝れるので依存しているのは私の方なのかもしれないですね。

さて、二日目はどうなるかな?私もぐっすり寝られるといいのですが...。

苦渋の決断

生まれたときからめめちゃんは独りでベッドに寝ない子でした。生後2ヶ月までは私の上で(毎晩カンガルーケアスタイル)、それ以降は私たちのベッドの真ん中に川の字で添い乳。

わかっていたんです。これじゃあダメだって。

生後一ヶ月半の時に小児科医から独りで寝れるようにしてください、と指導されて眠るまで泣かせておこうと思ったのですが、胸が痛んで一日目で挫折しました。

誰かに添い寝添い乳について何か言われると、「赤ちゃんが母親に依存して何が悪いの」とムッとしました、正直言って。

でも、今日ついに決心していわゆる”ネンネトレーニング”を始めました。

きっかけとなったのは、先日のフランス滞在。添い乳でなければ眠りにつけないめめちゃんのことが可哀想な場面がたくさんありました。夫の実家、友達の家、飛行機の中。今までは、このままでも構わない。そのうち独りで眠れる時期がくるだろう。と、思っていた私が初めて「何とか現状を変えなくちゃ」と思った時でした。

そして、今日の小児科検診にて、甲状腺の心配もなくなり、身長体重も標準して、心身も順調に発達して、薬の処方もないし、これで無罪放免、と思った診察の最後に「で、めめちゃんはよく眠れていますか?」と何かを見透かしたような先生の一言。前記のように、打開策を求めていた私は現状を話したところ、先生は「赤ちゃんにはちゃんとした睡眠が必要です。その”ちゃんとした睡眠”を教えるのは親の役目です」とおっしゃって、やはり独りで寝付けるようになるようにしましょうとのことでした。「依存しているのは赤ちゃんじゃなくてお母さんかもしれないですね」と、言われたことでハッとしました。めめちゃんのためだと思っていたことが、本当にめめちゃんのためだったのか。独りでもちゃんと眠りにつけることを教えてあげることがこれからのめめちゃんには必要なんじゃないか。

夫に話したら、今までこれが理想的な形じゃないとずっと思って来たけれど、寝かしつけたり夜中めめちゃんに起こされたりするのは自分じゃないから現状を非難する資格はないと思っていた、と言われました。

そういうわけで、今日からネンネトレーニングです。方法がいくつかあるようですが、わたしたちはいわゆる”泣かせっぱなしにするネントレ”をします。日本でも出版されているネントレの本よりも更に残酷な(?)ことに、アイコンタクトによって目が覚めるので目は合わせないこと、という小児科医のアドバイスも取り入れます。

経過等また後日報告しますね。

2011年5月24日火曜日

血液検査卒業です!

めめちゃんには他の多くの新生児と同じように黄疸がありました。育児書には、そのうち消えるけどうんちが白っぽくなったら診断を、みたいなことが書いてあり私もかなり楽観視していました。が、生後4週で看てもらった小児科の先生には血液検査を指示されました。肝機能の検査と一緒に甲状腺のホルモン値の検査です。

結果、肝機能には問題が見られず、甲状腺のホルモン値が通常値を超えていました。

甲状腺は甲状腺刺激ホルモンが甲状腺を刺激することによって脳の成長に必要なT3,T4という大事なホルモンが分泌される仕組みになっていますが、T3,T4のホルモンの分泌が悪いと、刺激ホルモンが過剰に分泌されます。これが甲状腺機能低下症と言うもので、なるべく早く治療をしないと心身の発達に遅れが出るとも。

みんなが首を傾げたのは、めめちゃんの場合は刺激ホルモンの値は高いのにT3,T4の数値は通常だったこと。何度も何度も血液検査をしても数値が安定せず、甲状腺の専門医に聞いたところ、生後6ヶ月までの赤ちゃんにはよくあることだから心配ない、とのことで生後4ヶ月の段階で様子をみましょうということになりました。小児科の先生は、甲状腺機能低下症の赤ちゃんはボンヤリして動きが緩慢なので、アクティブなめめちゃんは機能低下症の心配はないですよ、と言ってました。

6ヶ月になる頃はフランスにいるので2週間前倒ししての血液検査もやはり同じような数値。じゃあ、フランスから戻ったらもう一度血液検査をしましょう、と言うことになりました。

そして今日、先週の金曜日に受けた血液検査の結果を聞きに行ったら、見事に数値が通常値(の真ん中あたり)になっていました。6ヶ月を過ぎて甲状腺の働きが安定してきたのでしょう。

何ヶ月にもわたって採血をされ続けためめちゃんが可哀想でしたが、これでしばらくは血液検査からも離れられます。黄疸から甲状腺機能低下症を疑った先生もさすがです。どの本にも黄疸と甲状腺機能低下症の関係が書かれているものはなかったのに。

でも母子手帳に書いてある成長のめやす(○ヶ月頃に○○ができるようになる)から遅れたらまた血液検査をすることになりました。でも今のところはすくすくと順調に育っています。今日の検診では、もうすぐ歯が生えますよ、と言われました。


めめちゃんを連れて病院通いした私にもお疲れさまを言いたい...。時間つぶしでよく入った病院のパティオにあるカフェの不味いカフェオレとも暫くお分かれできます!

2011年5月23日月曜日

le bébé grandit!

Notre fille a déjà 6 mois et demi. Quand elle est née, elle était très petite (2130g/43cm) mais maintenant sa taille est moyenne. Récemment, j'ai vu quelques bébés qui ont 1mois et j'ai pensé qu'ils sont vraiment petits. Mais en fait ces bébés sont beaucoup plus grands que quand notre fille avait 1 mois.
Pendant les vacances en France, on a vu une video mon beau-père avait tournée à noel. J'étais étonnée car elle était vraiment petite sur le film.
On oublie si facilement comment le bébé était petit au debut ou on ne remarque pas qu'il grandit parce que l'on le voit tous les jours?


めめちゃんは6月半になります。生まれたときは本当に小さかった(2130g/43cm)のですが、今は身長も体重もごく標準になりました。最近、生後一ヶ月の赤ちゃんを見る機会が何度かあったのですが、本当に小さく思えました。でもその赤ちゃん達はめめちゃんの生後一ヶ月のときよりもずっと大きいのでした。
フランスでの休暇中に、義父がクリスマスに撮っためめちゃんのビデオを見たのですが、その中のめめちゃんのあまりの小ささにこれまたびっくりしてしまいました。
新生児の頃に赤ちゃんがどのくらい小さかったかってそんなに簡単に忘れるものなのでしょうか。それとも毎日赤ちゃんを見てるから成長しているのにただ気がつきにくいだけなのかな?

2011年5月22日日曜日

ケニアに帰ってからのめめちゃん

標高が約1800mのナイロビに帰って来たら酸素が薄いせいかダルくて、しかも肌寒いので夫婦揃って風邪気味でダラダラの週末です。元気なのはめめちゃんだけ、と思っていたらめめちゃんも咳をしてました。「ケケケケ」と意味もなく笑ってるなーと思ったら咳でした。ちょうど明後日また小児科に行く予定だったので看てもらおうと思います。これからの時期、”ナイロビは気候が温暖だから適当に薄着をさせてその辺に転がしておけばオッケー”というのが通用しなくなるとこにやっと気がつきました。羽織るものとか靴下とかちゃんと気をつけてあげないと...。責任大。いままであまりにもズボラ過ぎました。

離乳食を始めて2週間のめめちゃん。『最初は1さじから始めて、2〜3日ごとに1さじずつ増やしましょう。』と私の”教科書”には書いてあるのに、パクパクとたっぷり食べます。あまりに食べるので怖くなって「はーい、もうお腹いっぱいだねー。ごちそうさま〜」と私が勝手に切り上げるほど。根菜でだしをとった野菜スープをベースにニンジンやカボチャ、さつまいものマッシュを混ぜたパン粥が好きなようです。ケニアで離乳食初期に非常に推奨されているパパイヤ(整腸作用があるようです)もお気に入りです。

2011年5月20日金曜日

めめちゃんと抱っこ紐(その4)


今回のフランス滞在中に手に入れたのがDidymosの抱っこ紐。4m以上もある長い布で、巻き方によって抱っこ、腰抱っこ、おんぶが何種類もできるというもの。私が買ったものはジャガード織りです。日本に昔からある兵児帯の発展版と思えばわかりやすいかもしれません。

上手に巻けるようになるまで何回か練習が必要ですが、これで抱っこすると本当に楽なんです。幅の広い布を巻いていくことによって赤ちゃんの体重が抱っこする人の上半身全体に分散されるので、肩や腰だけが痛くなるということがありませんし、他の抱っこ紐よりも赤ちゃんと密着するので安定します。

いろいろ巻き方を試しましたが、一番安定するのは写真の”クロスキャリー”というもの。これは紐を巻き付ける時に赤ちゃんも一緒に固定させるのですが、この変形版だと最初に紐だけ身体に巻くので、赤ちゃんの出し入れも出来て車に乗る時などとても便利です。

フランス滞在中から大活躍でした。夫の実家ちかくの小高い丘のハイキングもこれで行きました。パリもこれで縦横無尽に歩きました。飛行機の中でぐずるめめちゃんをこれで寝かしつけました。もの珍しいのかわざわざ振り返ってみる人もいましたが...。

なんでもっと早く買わなかったんだろう!と思うくらい便利です。あまりに便利過ぎて洗い替え用まで買ってしまいました。

おんぶが出来るともっと楽になるんでしょうが、おんぶは技が必要なのでもう少し練習してからチャレンジしようとおもいます。

初めての海外旅行

昨晩、酸素の薄い街ナイロビに戻ってきました。

何となく予感はしていましたが、めめちゃんはバシネットが嫌いで、あの中で寝たのは結局2分くらいでした。帰りの飛行機は空席が多かったのでバシネットの席を最初から諦めて、2席確保してもらいました。そっちのほうがずっと楽でした。ナイロビーパリの8時間フライトだけでも結構大変だったので無理して東京に飛ばなくてよかったような気がします。東京に行くときはやはり最短のドーハかドバイ乗り換えじゃないと親子共々負担が大き過ぎます。

フランスの夫の実家滞在中いろんな人に可愛がってもらっためめちゃん。人見知りもせず、いつもニコニコしていました。滞在中に始めた離乳食もお気に召したようで、スプーンはもちろん、お皿も掴もうとする勢いです。


2週間ナイロビを留守にしたおかげで、あんなになついていたドライバーのことですら忘れて抱っこされると大泣きする始末。ナニーさんは来週月曜日から復帰ですが、どうなることやら。

2011年5月3日火曜日

めめちゃんのお昼寝とオモチャ


メイドさんのいない日は洗濯掃除もこなすナニーさん。めめちゃんを寝かしつけて短時間でパパパっといろいろこなします。

ナニーさんはめめちゃんの側を離れるときは必ずオモチャを置いておきます。寝てるめめちゃんの脇にちょこんとおかれたオモチャがかわいいんです。

ケニアのヘアーサロン

2ヶ月前に思い切って髪をショートにしました。それまではボブだったのですが、めめちゃんの面倒を見る時に髪の毛が顔にかかるのが邪魔だったのです。「まあ、2、3ヶ月もすればまたショートボブに戻せますよ」と美容師さん談。
予定ではフランスに行く直前に美容院に行ってスッキリとショートボブにするはずだったのに、お世話になっている日本人の美容師さんが日本に一時帰国中!帰るまで待てない旨を伝えると、助手の人が別の美容院を紹介してくれました。

フランスの田舎町で中国人経営(またはベトナム人経営?)の美容室に行くか、アフリカの大都市でインド人向け美容室に行くか、微妙な選択でしたが今朝行って参りました。

インド系のモールにあるサロンなんですが、従業員はほとんどケニア人。日本のヘアーサロンの繊細さ、丁寧さなんてありません。シャンプーの時のシャワーは耳にもろに入って、私に髪を洗われるめめちゃんの気分を味わいました。服も濡れ、首筋も濡れ、これだったら自分で洗った方がよかったような気がしました。

ヘアースタイルのオーダーは、昨日インターネットでせっせと調べて画像を携帯で撮って準備万端でした。が、押しの強いおばちゃんに負けてフットケア(ペディキュア込)もお願いしたため、椅子を45度回されてヘアカットと同時進行でフットケアもしてもらうことになりました。つまり、髪を切っている過程を鏡で見れないため、最後の最後まで一体どうなっているのかわからない、という非常にスリリングな展開。それにしても、髪を切ってもらいながら足もマッサージしてもらって、まるでインド系の小金持みたいでした。

フットケアもヘアカットも一時間程で終了。どきどきしながら鏡で自分の姿を見てみると....悪くないような、でも何かが違うような、何とも言えない違和感。喩えるなら、タイとかフィリピンのマーケットで偽物のキティちゃんを見たときのようです。そして、ケニア人女性が好んで被るカツラのようでもあり(とくに前髪部分。セットの仕方が原因かもしれませんが)。日本に帰るんだったら恥ずかしさのあまり泣いていたかもしれませんが、まあ、行き先はフランス(の田舎)なので、誰もこの髪型が日本人としてNGだとはわからないでしょう。もちろん写真は載せられません。あしからず。あ、フットケアは良かったです。かかとがつるつるすべすべになりました。

お会計は全て込みで2800円ほど。安価でした。内訳は2000Kshがカットで800Kshがフットケアかな?

ケニアの庶民が行くような道ばたの女性用サロンは、編込みしかしないのではさみを持ったことがない美容師さんばかりです。なので、やや満足度に欠けるとしても、アジア人の髪をちゃんと扱えるケニア人美容師はやっぱり貴重です(と、一応フォローしておきますね)。

2011年5月2日月曜日

最小限の荷物


今日はシッターさんが来なくてメイドさんだけが働いていましたが、めめちゃんを預かってもらって急いでパッキングをしました。必要最小限にまとめたら、こんなにガラガラです。しかも荷物のうち半分はめめちゃんのモノ(右上の風呂敷)。もちろんキコイも持って行きます。

夫もあまり沢山持って行かないそうです。フランスで買いたいもののリストをせっせと作成中。


私のスーツケースはRIMOWAの凄く大きいタイプのものです。当時住んでいたドイツの街のかばん屋さんに売っていた一番大きいRIMOWAを大は小を兼ねるだろうと思って買いました。もう10年近く使っています。本当に大きくて、これに一杯入れると20kgを軽く超えてしまうので注意が必要です。詰めに詰めて最高で40kg入れたことがあります。プラスチックの部分が欠けてたり、アルミはボコボコですが、これで世界中あちこち行ったので愛着があって、大きすぎると思いつつも買い替えることができません。これからはめめちゃんの分も入れるようになるので、いつか「やっぱりこの大きさで良かった!」と思える日がくるはず...。

2011年5月1日日曜日

夏のワンピース


このピラピラなめめちゃんのワンピースは夫の上司から頂いたもの。3月にビーチリゾートへ行った時に着せたのですが、ナイロビの気候にはちょっとだけ薄着かな、と思ってなかなか出番がありませんでした。が、今日はその上司のお宅でバーベキューなのでこれを着せて行くことにしました。頂いたときは、これが合うようになるのはいつのことなんだろうと思うくらい大きく見えたのに、あっという間に(?)ぴったりになりました。

3歳の男の子がいるフランス人の知り合いは、フランスに帰った時にまとめて子供の服を買って、ナイロビでは全然買わないと言ってました。私も空のスーツケースで行って、当面めめちゃんに必要なものを沢山詰めて帰って来ようと思います!