2011年5月31日火曜日

カンフーの達人

「五分五分だと思う」と夫。
「五分五分より可能性低いと思う」と私。

果たして銀行のカードが戻って来るか、可能性の大きさを考えながら銀行の窓口で順番を待つこと10分。

「今日の午後ここに、ATMに吸い込まれた銀行カードを取りにくるように言われたんですけど」

と説明すると、きょとんとした担当の女性は「で、お客さん自身はどこの支店に口座をお持ちなんですか?」と聞き、「カードはこの銀行のカードじゃなくて、ATMがここの銀行ので...」と答えるとますます困惑した顔になってしまいました。あーあ、ダメだこりゃ。と思う私。夫が身分証明証を渡して、少しの間その女性はあちこちのファイルや引き出しや袋を探したら、見覚えのある黒とブルーのカードが!受け取りにサインをして無事カードを救出しました。あー、よかった。


後日談ですが、普段はATMの側にAK47(カラシニコフ)を持った軍服の人達が見張っているのですが私がATMを蹴っ飛ばしてアラームがけたたましくなったとき彼らは駆けつけてきませんでした。何でも、少し離れたところにいてアラームを聞いて、何事かと言うことになったのですが、軍服のひとりが「今あっちに行かない方がいいぞ。ATMの前でアジア人が怒り狂ってる。もしかしたらカンフーの達人かもしれない」と言って軍服のみんなで笑っていたそうです。夫がその話をドライバーから聞いてまた大笑い。「もしかしてドライバーも軍服と一緒に笑ったの?」と夫に聞いたら「いや、笑ったと言うよりむしろ大爆笑したらしいよ」とのこと...。昨日は夫にずっと”カンフーちゃん”と呼ばれていました。ドライバー仕返しに朝ごはんに出しているミルクティーにわざと砂糖を入れ忘れて、素知らぬ顔をしていました。

取り合えず、一件落着です。

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