2011年8月27日土曜日

メイドが壊すのはいつも大切な物

メイドさんを雇っているご家庭ではきっと心当たりがあると思いますが、「人間だから何か壊したりするのはしょうがないとしても、どうしてよりによっていつも大事な物を壊すんだろう」という普遍的疑問が存在します。

日本にいたときの家政婦さん(愛称”悦子”)の壊したものは、夫がベルリン留学時代に買ったランプ、夫が南アフリカで買ったオブジェ、夫が友人から貰った西アフリカの灰皿など。ケニアに来てからメイドさんが壊したものは、夫が東京在住の最後に買った一輪挿し(欠けただけですが)。どれも思い出深いもの、替えがきかないものです。

さて。

我が家の居間にある大きなペルシャカーペットは2、3ヶ月前に買ったもので、色や模様の繊細さが私の大のお気に入りでした。もしも離婚したらこれは私が貰う、とすでに話がついている程。

ところが

昨日のことです。メイドさんが、今にある大きな植物に水やりをしたとき、週末なので多めに水をあげたのか知りませんが、受け皿から水があふれてめめちゃん用の遊び場(布団)を濡らし、さらに私(達)の大事なカーペットまで濡れてしまいました。

同じ失敗を以前に2度も3度もやっているので、今回ばかりは少し強めに注意したら、メイドさんは”すみません”も言わずに「計量できる容器を買ってくれればちゃんとできるのに」と開き直っていました。①謝らない②責任逃れをする、と言うのが本当に典型的ケニア人ですね。

一夜明けてカーペットを見たら....!濡れた部分の染料が溶け出して白くあるべきところがうっすら赤くなってしまいました。心無しか赤い部分も本来の色身と違うような...。

夫とガッカリしつつ憤つつも、重い腰を上げてそのカーペットを買ったお店に相談にいくことにしました。お店で事情を説明したらクリーニングとリペアも承っているそうで

「カーペットを持って来てください。できるだけ早い方がいいです。」

というので家にカーペットを取りに戻りました。道は週末の暇人の車で大渋滞。めめちゃんはベビーシートがイヤで大泣き。戻ったら駐車場は満車で大混乱。地獄絵図です。

唯一の救いはそのカーペット屋のボスが非常に的確だったことです。あ、もちろんケニア人じゃありません。インド系かパキスタン系かな?「何とかなるように祈っていてください。最善を尽くします」と。私が「いくらくらいになりますか?」と聞いたら「良いカーペットを買った人間は値段は気にせずカーペットのことだけ気にしてください」と哲学的なことも言ってました。私は良いカーペットを所有するにはまだ器が小さすぎるようです。

木曜日にカーペットを取りに行くことになっていますが、どうなるんでしょうか...。大事なカーペットの行方が心配です。あと、もちろんクリーニング/リペア代金も。


画面上部に見えているのが件のカーペット

0 件のコメント:

コメントを投稿