2012年5月9日水曜日

誕生パーティの価値観

ナイロビは東京よりも外国人の割合が多い街だと思います。そして、ナイロビに住んでいる事情も本当に様々。私たちの様に駐在員で数年で去ってしまう人、現地の人と結婚した人、そしてナイロビで生まれ育った人、など。だから、価値観も本当にいろいろ。

その顕著な例が、子供の誕生日会。先日、近所の女の子が一歳になりました。ご両親はどちらもナイロビで生まれ育った外国人ですが、高等教育は英国で受けています。彼らは会員制ゴルフクラブのクラブハウスのバンケットルームで100人ほどを招待しての誕生会を娘のために企画したんです。親戚縁者や旧友などがナイロビにいればそのくらいになるのかな、と一瞬思いましたが、結婚式の招待客が100人でも結構な数だと思ったら、一歳の娘のために企画するパーティにしては大きすぎるのではないかと、一億層中流の国出身の私は面食らってしまいました。

ここでは人件費や場所代などが日本に比べれば遥かに安いことを加味しても、いくらなんでもやりすぎだ、と夫ははなから行く気無し。そんなの親の自己満足、というよりも自己顕示欲だ、と。確かに、近所の子供達の誕生会を見ていると、親同士の自己満足競争みたいに思えてきます。

この国でそれが普通なら別に批判する必要もありません。でも、私たちは数年でここを離れる身。だから、自分たちが培ってきたいろいろなことの”基準”を超えたことには敢えて合わせる必要はないかな、というのが私たちの考え。そして、理想のめめちゃんの誕生日パーティは双方の家族が勢揃いして祝えること。難しいですけどね...。

0 件のコメント:

コメントを投稿