2011年6月12日日曜日

あれから一年

1年前に住んだウィークリーマンション

夫が今日ぽつりと「1年前の今日、日本を去ったんだった」と言いました。

大好きだったマンションを引っ越して、夫の職場近くのウィークリーマンションに一週間程住んでから、夫は1年前の今日ひとりで日本を発ちました。私はその後一泊だけウィークリーマンションに残ってから、実家に4週間ほどお世話になり、それから2週間ヨーロッパを(身重だったのに!)ふらふらして、7月の末にナイロビに着いたんでした。

夫が発つ夜、社用車で空港まで送ってもらい、帰りは私は独り寂しくNEXで都内に戻ろうと思ったら、社用車の運転手がわざわざ待っていてくれました。二十年以上あの職場で働いていると言う運転手が
「僕はあまり人を誉めないんですけど、Eくん(夫のこと)は正義感の強いいい子だったな〜。バカ正直過ぎて貧乏くじ引いてばっかりだから、出世できないと思うけど、Eくんには頑張って欲しいんだよねー」
と都内に向かう車の中で話してくれて、それだけで寂しい気分も紛れるくらいでした。夫は日本に赴任していた4年間は絶えず理不尽な想いをしていて、悔しかったり、辛かったりしたはずですが、どこかで正当に評価してくれる人が必ずいるんだなと思いました。私は今でもこの運転手Pさんに感謝しています。

日本での生活と同じように、楽しいことも、そうでないこともあるケニアの生活ですが、ここでの生活が終る時に全て報われたと思えたり、誰かに感謝できたりり、しばらくして思い出した時に恋しくて泣けたりするくらい、日々を大切にしようと思いました。

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