世の中に耐えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし 在原業平
毎年桜が咲く時期に「そう言えば、世の中に桜が無かったら...って短歌あったよねー」と母と話している横から、父がこの短歌をすらすらと暗唱して、短歌のうろ覚えは知的じゃない、とかなんとか言われたものです。(そして今はインターネットで何でも検索できる便利な時代になりました☆)
花の開花でこんなにヤキモキしたりハラハラしたりする国の人って他にいるんでしょうか?天気予報で花の開花予報を真剣に報じる国って他にあるんでしょうか。
桜のない世界に実際に身を置いてみると、のどかというよりも漫然としているように思えます。桜だけではなく、ケニアには四季自体がないので、季節特有の何かを見たり食べたりすることで、今年も誰かを、何かを思い出すということがないのは寂しいものです。
日本のみなさまにおかれましては、週末に満開の桜を存分にお楽しみください。
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